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「新人類」「雑草魂」「メークドラマ」…野球にまつわる新語・流行語大賞の歴代入賞語は?【前編】

ベースボールチャンネル

「2022ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、年間大賞には「村神様」が選ばれた。今年も「令和の怪物」「大谷ルール」「BIGBOSS」など、数多くの野球に関する言葉がノミネートされ、「村神様」のほかにも日本ハムの新名物「きつねダンス」がトップテン入り、仙台育英高の「青春って、すごく密なので」は選考委員特別賞を受賞している。
 

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 歴代の大賞語、入賞語には野球にまつわる言葉も多く選出されている。今回は、それらの言葉を振り返り、近年の野球界の流れを追う。<解説前編>

【第2回・1985年】

流行語部門・銀賞「トラキチ」
 
「21年ぶりの優勝を遂げた阪神をサポートした熱狂的な応援団」を意味するトラキチ。同年は“神様”ランディ・バースが三冠王に輝く活躍で、阪神を悲願達成へと導いた。受賞者は阪神タイガース私設応援団長の松林豊氏だった。
 
流行語部門・大衆賞「投げたらアカン」
 
「青少年の非行防止キャンペーンとして、公共広告機構が流したテレビCMから生まれた流行語」。通算317勝を誇る近鉄の大投手・鈴木啓示氏が発する関西弁が、大衆の心を掴んだ。
 

【第3回・1986年】

流行語部門・金賞「新人類」
 
『朝日ジャーナル』編集長の筑紫哲也氏により名づけられた、「古い世代とは違う、まったく新しい価値観のもとに行動する若者群」を意味する新人類。旧世代から見ると自分勝手なマイナス面が際立ったものの、見方を変えれば「物おじしない」「クヨクヨしない」「明るい部分だけを見る」などポジティブな面もあった。そして新人類らしさをもって活躍し、言葉のイメージを新たにしたのが、同年にリーグ連覇を果たした西武ライオンズの若い選手たちだった。受賞した3人は、清原和博氏(新人王)、渡辺久信氏(投手三冠)、工藤公康氏(自身初2桁勝利)。
 

 

【第4回・1987年】

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流行語部門・銀賞「『なんぎやなぁ』」
 
85年優勝、86年3位とAクラスの名を連ねた前年までとは打って変わって、開幕から黒星を重ねた阪神。結果この年は最下位に沈んだ。負け続ける阪神を見て、地元大阪のテレビで辛坊治郎氏と森たけし氏が言ったセリフが「なんぎやなあ」だった。
 
特別部門・特別賞「鉄人」
 
広島東洋カープの衣笠祥雄氏が、連続試合出場のプロ野球新記録を樹立し、送られた称号。2215試合を1日も休まずに出場し続けた。最近では、元阪神の金本知憲氏や鳥谷敬内野手(現ロッテ)に「鉄人」の名が冠される。

【第7回・1990年】

特別部門・人語一体/語録賞「昭和生まれの明治男」
 
「マサカリ投法」が代名詞の村田兆治氏。数々の故障を乗り越え、何度も表舞台へと返り咲いた。「この野球に賭けた鬼気迫る執念と頑固さを、陰で支えた淑子婦人は『昭和生まれの明治男』と表現」し、人語一体/語録賞に輝いた。村田氏は、現役引退後もその速球は健在で、2016年に行われた始球式では当時66歳ながら球速表示は130キロを超えていた。
 

【第8回・1991年】

表現部門・金賞「川崎劇場」
 
ロッテ・オリオンズがこの年を最後に消滅(翌年から千葉ロッテマリーンズ)。「熱狂的な応援団と名物監督・金田正一のパフォーマンスは、本拠地・川崎球場の名から『川崎劇場』と称されていた」。
 

 

【第10回・1993年】

新語部門・銅賞「FA(フリーエージェント)」
 
1993年はFA元年だ。一球団に一定期間以上在籍すれば、他球団への移籍の自由が認められる新制度「フリーエージェント」が開始されたのだ。初年度は、中日から巨人へと移った落合博満氏をはじめ、5人が宣言した。
 
大衆語部門・金賞「親分」
 
前年5位から、首位と1ゲーム差の2位まで躍進を遂げた日本ハム。そのチームを率いたのが大沢啓二氏だ。豪快なチーム作りと戦いぶりで観客を魅了し、「いつ、誰が言うともなく『親分』と呼ばれるように」なった。
 
特別賞部門・年間傑作語録賞「悪妻は夫をのばす」
 
落合博満氏の夫人である信子さんが書いたエッセー本のタイトル。猛女である信子さんと、甘えん坊で何でも言いなりになる落合氏のやりとりが軽妙に描かれた。

【第11回・1994年】

年間大賞「イチロー(効果)」
 
「振り子打法」、「(カタカナの登録名)イチロー」、「前人未到の200安打」。球界のニュースター誕生に日本中が沸き立った。また、イチローの活躍による波及効果を「イチロー効果」と呼んだ。またこの安打数を機に、「最多安打」のタイトルが制定されることとなった。
 

【第12回・1995年】

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