恐ろしいチャーシュー麺がどど~んと置かれると評判の、下鴨にあるこのお店。スープは豚骨と鶏骨が3対7で構成された味わい。しかも、京都にある『澤井醤油』さんの厳選醤油が使われていて、素晴らしいコクに仕上がっています。
スープをひと口啜りこめば、口の中に広がる豚と鶏の味。京都らしい背脂チャッチャ系のスープが胃の腑に染みこみます。薄めに切られたチャーシューも赤身と脂身のバランスが非常に良く、味もいい。柔らかくてトロリととろけるんですが、チャーシューのこの多さ、ハンパない。
約8分、丼を待つ間のワクワク感を裏切らないこのチャーシュー麺はとんでもないほどの破壊力でございました。下鴨には驚くほどのラーメンがあるということをまざまざと教えられました。
店名:『いいちょ』
住所:京都市左京区下鴨東半木町70-10
TEL:075-711-0141
営業時間:11:00~15:15(L.O.)/17:30~売り切れ次第閉店(21:00頃)
定休日:木曜日(祝日の場合は営業)
※不定休が多いので必ず確認を
上京区新町通中立売下ル 『鳳舞楼』
上京区の中心部にある《撈麺(ローミン/ろうめん)エビカシワソバ》の名店がこの『鳳舞楼』。こちらのご主人は中華料理の大衆店である『ハマムラ』で料理長を務めていたという筋金入りの料理人。ニンニクを抑え、出汁の味を感じる京風中華の名店として有名です。
あっさりしているのにコクと旨みがあるのが、このお店の味。舞妓さんや芸妓さんなど花街で働いている方が、食事を摂ってからもお客さんの前に出られるよう臭いの強い食材は使いません。
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からしの風味が効いた野菜多めのタレに、食べ応えのある麺。その麺は、あんかけをまとってなお、とてつもない旨み。鼻にくる風味で箸が止まりません。その味は大人風味。具材としては、鶏肉や海老、ネギ、レタス、椎茸などなどとにかく具沢山。満足できない人はいないでしょう!
店名:『鳳舞楼』
住所 :京都市上京区新町通中立売下ル仕丁町327-7
TEL:075-555-5568
営業時間:11:30~14:00/17:00~21:00(L.O.20:00)
定休日:火曜日
やはり美味しいものがたくさんある京都ですが、高級店とはまた違い、日常を彩る《褻(ケ)》のお店がたくさんあります。京都人は洋食、うどんそば、おばんざい屋さん、居酒屋、焼き鳥店、中華など、自分のお気に入りのお店を持っているわけですね。
あなたも早く、観光がてら京都に遊びに来てください!
(執筆者: 丸野裕行)