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カナダ戦の勝敗にさほど意味ナシ!収穫は柴崎岳のコンディションが分かったことだ

アサ芸Biz

 勝っても負けても、それほど大騒ぎする必要がない試合だ。W杯開幕前の11月17日に行われた日本対カナダ戦はそんな位置づけの試合。

 もちろん、勝って気持ちよく本番を迎えた方がいい。そういう考えもあるだろうが、過去の歴史を振り返れば、必ずしもそうではない。06年のドイツ大会で日本は開幕前に地元・ドイツ代表と強化試合を組み、高原の2ゴールで2-2と引き分け。あわや大金星という最高の試合をして本番を迎えた。ところが日本は本大会で1勝もできず、最下位でグループリーグ敗退。開催国のドイツは意地を見せ3位になった。

 だから、開幕直前の強化試合に勝とうが負けようが、そんなに気にすることはないのだ。では、なぜ仮想・ドイツにならないカナダ戦を組んだのか。それは試合前日の会見で森保監督が、

「状態が不安定な選手を見極めたい」

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 といっていたが、その通り。

 先発メンバーを見ても、大きなケガから復帰したばかりの浅野拓磨板倉滉を使った。試合勘を取り戻すことが大事で、正直、2人ともピーク時に比べれば60~70%といった感じだった。それでもケガが完治していることを確認できれば、あとは本番までどこまでコンディションを上げられるかになる。

 そのほかでも、ケガの影響で11月に入って試合に出ていない田中碧、13日のリーグ戦に1分も出ていない南野拓実。13日のスペイン国王杯を回避して早めに代表に合流した柴崎岳、久保建英のスペイン組。さらに5日にリーグ戦を終えている国内組の権田修一、谷口彰悟、酒井宏樹、相馬勇紀を先発に使った。つまり、伊藤洋輝以外は試合から遠ざかっている選手を先発で使い、試合勘、コンディションをチェックしたといえる。逆に12、13日にリーグ戦に出場していた海外組の選手はコンディションを考えて無理して使わなかった。

 このカナダ戦で誰のコンディションがどのくらいか。初戦のドイツ戦で使えるかどうか。多くのことがわかったと思う。

 その中で、大きな収穫は柴崎だ。アジア最終予選のサウジアラビア戦で決定的なミスパスをしてから、評価が下がっていて“W杯本番の26名から外せ”という声さえあった。そんな彼が、このカナダ戦でMVP級のパフォーマンスを見せてくれた。

 日本のボランチ陣は、脳震盪で出遅れが心配される遠藤航、肉離れの状態が心配な守田英正、そしてケガ上がりの田中碧と満身創痍。そんな状況の中。経験豊富な柴崎の復活は心強いし、大きなカギを握るかもしれない。W杯本番に向けてコンディションをベストに持ってくれるのは、さすがベテランといったところか。

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