
「鎌倉の日常を旅する」という素敵な言葉は、ヨリドコロを作るときにお店を訪れた方に体験してほしいことだったそうです。
「非日常」を求めて旅をしにやってきたその場所は、当たり前の「日常」を送る生活の舞台でもあり、そんな当たり前を旅の思い出の1ページにしてほしいと願われたそうです。
鎌倉稲村ケ崎にあるヨリドコロは人気の定食カフェ。主役は絶品の干物。卵かけご飯と美味しい干物とお味噌汁という日本人定番の朝ご飯という日常。
電車に触れそうな距離で、時には電車の中の方と手を振り合いながら定食を食べる非日常は、素敵な旅の1ページになります。でも江ノ電を日々の交通手段として利用している地元の方にとっては、その光景も江ノ電もヨリドコロのご飯も日常で……。不思議な境目にいる気分を味わえます。
使われている干物は、全国各地から厳選したもの。鎌倉の名所でもある鎌倉市農協連即売所の一角に、カフェで使われている同じ干物を購入できる「ヨリドコロ市場店」があり、個人的にも何度か利用しています。
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お取り寄せでは、カフェでも市場店でも人気の干物を自宅でも食べることができます。
「夕焼け」「海街」「サーフボード」という鎌倉らしい名前のついたセットが3種類。少し改まったギフトにするならボリュームもあり家族でも十分な量のある「海街」がおすすめです。
全国からセレクトされた干物がセットになっていますが中でもおすすめはサバ。みりんと塩が2種類。カフェの朝ご飯でも友達と「こんなに干物って美味しかった?」と顔を見合わせたのがこのサバです。
肉厚で食べ応えのあるサバはかなりのボリュームがあります。干物って食べた気がしないイメージで、あまり我が家では食卓に上がることは少なかったのですが、こちらの干物は焼いてもふっくらするのが特徴。
お店の方にも直伝していただきましたが、フライパンで蒸し焼きにするとあとの洗い物も簡単で、それまで自宅では敬遠しがち、外で食べるものだった干物が我が家の日常になりました。