ある“辞めジャニ”タレントと仕事をしている関係者は、本誌にこうぼやく。
「地上波が取り上げてくれないのは、かなりきついです。退所しても、ある程度のファンはついてきたけど、それ以上にファンが広がっていかないんです」
また、ライブ活動はできるが、グループ時代の有名な楽曲は使えないため、披露されるのはマイナーな曲ばかりになる。
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「独立したら当然、すべてのことを自分たちで管理しなければなりません。しかし、メンバーたちはアイドルであって、ビジネスに関しては素人です。そのため、持ちかけられた“美味しい話”に振り回されたりして、苦労するというケースも少なくありません」(前出・関係者)
たとえば、2020年にジャニーズ事務所を退所し、2021年7月、ソロアーティストとしてデビューした手越祐也。手越は退所後、脱毛サロンのプロデュースに乗り出したが、2022年5月末で全店が閉店することになったという。
「2020年10月、『僕が手がける事業第1弾』としてオープンしたのが、この脱毛サロンです。当初は手越さんが、SNSやYouTubeで積極的に宣伝したことでファンが殺到し、客入りも上々でしたが……。
サロンの閉店が発表された後も、手越さん側からは公式のアナウンスがなく、入会した多くのファンたちからの不満が高まっています」(週刊誌記者)
地上波テレビ番組のレギュラーはごっそり減り、YouTubeの再生回数も激減した手越には「人気に翳りが見えている」という声が後を絶たない。
「しかし“辞めジャニ”のなかにも、いまでも輝かしい功績を残し、活躍している人も多いです。いまだ多くのレギュラー番組を抱える元SMAPの中居正広さんや、ハリウッドでの挑戦を目指し、2020年10月に退所した山下智久さんなどが代表的です。
そのほか、元シブがき隊の本木雅弘さんは、CMの年間契約料だけで1社につき4000万円の収入があるとも報じられ、俳優としても高い評価を得ています」(前出・週刊誌記者)
本誌も、“辞めジャニ”の奮闘姿を目撃している。
2019年11月上旬、都内の雑居ビルを後にしつつ、ラフなTシャツ姿で娘の荷物をかかえていたのは、元KAT-TUNの赤西仁。愛娘に笑顔を向ける“イクメン”姿をキャッチした。乗り込んだ後部座席には、妻の黒木メイサと、長男の姿も。その後、赤西一家を乗せた車は、高級会員制社交クラブへ……。
2014年2月末にジャニーズ事務所を退社した赤西だが、このときはプライベートにもかかわらず「車には運転手つき」という、超セレブぶりだった。
もちろん、このセレブぶりは赤西の成功の証だ。当時、芸能記者は本誌に「中国企業やイベント会社から、赤西に合計3億円もの仕事のオファーがあった」とも語っていた。
明暗分かれる“辞めジャニ”。果たして平野、岸、神宮寺を待ち受ける未来は――。