東京ヴェルディは10月６日、インドネシア代表DFアルハンの担当通訳に対し、Jリーグからけん責処分が下ったと発表した。
クラブによると今年７月５日の14時頃、同選手の担当通訳がSNSにおいて、アルハンが翌日のJ２第25節・栃木SC戦で初めてメンバー入りするとの内容を投稿。この発信を同日18時頃に知ったクラブスタッフが削除を要請した。担当通訳も速やかに削除したが、すでにSNS等で拡散された状況にあったという。
今回の通訳の行為は、Ｊリーグ規約第３条第７項に定める「Jリーグ関係者は、職務の遂行を通じて知り得た協会、Jリーグ、Jクラブその他のJリーグ関係者に関連する一切の秘密または内部事情を、第三者に開示または漏えいしてはならない」に違反するものであるとして、担当通訳にけん責の処分が下された。
東京Vはクラブ公式サイトで、一連の問題の詳細を説明したうえで「今後について」と題して以下のコメントを発表した。
「日ごろよりサポートいただいているファン・サポーターのみなさまをはじめ、支えてくださるステークホルダーのみなさま、Jリーグや他クラブのみなさまに、ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
本件につきましては、Jリーグの規約違反に該当するとともに、当人にその意図はなくとも、八百長や違法賭博への関与につながるおそれがあり、スポーツ・インテグリティを脅かしうる事案だったと認識しております」
続けて、「クラブとしましても、同様の事案が再発せぬようクラブ全体に十分な啓発や注意喚起を行って参ります」と再発防止策の強化を誓った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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