11月より劇場公開（11月11日よりフォーラム那須塩原で先行公開、11月25日より池袋シネマ・ロサなどで順次公開）される、紅葉で色づく那須塩原を舞台とした映画「川のながれに」の、予告編が公開された。
公開された予告編は、紅葉の中、箒川の水面に浮かぶボードに寝そべって揺られている主人公・君島賢司の姿から始まり、亡くなった母に手を合わせる姿が映し出される。そんな賢司が世界を旅してきた森音葉を那須塩原に案内する様子、「変わらないものなんてない」という音葉の言葉などが切り取られる。さらに、死んだと聞かされていた父親が24年ぶりに姿を見せるものの、父の言っている事がまったく理解できずに混乱し、自分の生き方に疑問を持つ賢司に、「変わるのも変わらないのもダメじゃない。よく考えて自分で決めたのならいい。落ち葉だって流されているのではなく、案外自分で望んで川に落ちる落ち葉もあるのかも」と音葉が語る様子などが切り取られている。
「川のながれに」は、母を亡くして一人になった青年の成長物語。母親を病で亡くして一人きりになった君島賢司は、心の赴くまま世界中を旅し、塩原に移住してきた女性と出会い、今までの人生に疑問を抱く。「今まで自分はただ流されて生きていたのかも」という初めての感情に戸惑う賢司。そんな賢司に思いを寄せる温泉旅館の若おかみをしている幼なじみや東京で働く元彼女、さらに、幼い頃に死んだと聞かされていた父親が現れ、穏やかだった賢治の心にさざなみが広がる。
テレビ番組の企画で那須塩原に期間限定で移住した、「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる俳優の川岡大次郎がプロデューサーを務めている。監督と一緒に地元の人々を取材しながら、ともに脚本を作り上げた。主人公の君島賢司を演じるのは、「スーパー戦闘 純烈ジャー」の松本享恭。那須塩原に移住してきたイラストレーターの森音葉役に前田亜季、音葉が海外で出会い那須塩原を訪れる友人の風見役に青木崇高、賢司の父親役に音尾琢真が顔をそろえる。監督は、映画「Father 俺の屍を超えてゆけ」などの杉山嘉一。
【作品情報】
川のながれに
2022年11月11日(金)フォーラム那須塩原にて先行公開、11月25日(金)池袋シネマ・ロサ、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』他 全国順次公開
配給：株式会社コンセント
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