top_line

あなたの語彙力が試される!
無料ゲーム「ワードパズル」で遊ぼう

総フォロワー200万超えインフルエンサー・三原羽衣が憧れる女優像 「枠にとらわれない女優さんになりたい」

Real Sound

三原:はい。スタイルブックは、周りのインフルエンサーの友人も出しているけど、写真集はあまりいないんです。だから、という気持ちもありました。

--今回の写真集は、わりと特徴的な座組みですよね。撮影を担当したのが、映画監督の枝優花さんという。ご一緒してみて、いかがでしたか?

三原:枝さんは、最初は全然しゃべらなくて、壁を作る方だなと思っていました。私も人見知りなので気持ちは分かるのですが、話しかけるなオーラが出ていたというか(笑)。“巨匠”って感じだったので、とても緊張しましたね。

--そこから、距離が縮まったきっかけというのは。

三原:撮影に入ると、すごく話しかけてくれて、緊張を解いてくれました。他愛のない話から、私が抱えている悩みまで聞いてくれて。逆に、枝さんの相談に乗ることもあったり。徐々に、深い関係を築けたのが良かったです。

広告の後にも続きます

--そんな急激に!

三原:最初のカットが、押し入れだったんですよ。「押し入れに入ってみようか」と言われた瞬間に、一気に緊張が解けましたね。普段、入ることなんてないじゃないですか。なんか、ドラえもんの気持ちになっちゃって(笑)。

--ドラえもん!?(笑)

三原:ドラえもんって、押し入れにいますよね? だから、「ドラえもんじゃん!」って笑い合いながら。そのおかげで、ランジェリーカットも緊張せずに臨むことができました。一発目のカットが、押し入れだったおかげです。

--やはり、ランジェリーカットなど肌見せの撮影には抵抗も?

三原:昔は、ありましたね。グラビアは、あまりしたくないと思っていて。でも、写真集を出すなら……と覚悟しました。自分の写真集だし、いいかなって。それ以上に、いいものを作りたい気持ちが強かったです。

--撮影前は、どのような準備をされたのでしょうか。

三原:やっぱり、肌を見せるので、頑張って身体を絞りました。事務所の先輩が経営しているキックボクシングジムで鍛えたり。

--もともと、運動はお好きなんですか?

三原:好きですけど、筋トレとかはあまり……。キツいなというのが前に出て、続かないことが多かったです。でも、キックボクシングは続けられましたね。痩せられるだけでなく、ストレス発散にもなるのが良かったのかもしれません。

地元・兵庫への愛 「ユニバの年パスは、今も持ってます(笑)」

--写真集のなかで、お気に入りのカットを教えてください。

三原:やっぱり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや、梅田での撮影は面白かったです。地元なので、いろいろと思い出が蘇ってくるんですよね。学生時代が楽しかったので、あの頃に戻りたいなって悲しくもなったりしました。

--兵庫にいたころの三原さんは、どんな学生だったのでしょうか?

三原:高校の時は帰宅部だったので、友達と「今日、ユニバ行かん?」とか誘い合って。
常に、財布に年パスを常備してましたね。あとは、梅田に行ってタピオカを飲んだり。とっても充実していました。ちなみに、ユニバの年パスは、いまも持っています(笑)。

--撮影中に苦労したことはありますか?

三原:うーん。基本的には、ずっと楽しかったですね。強いて言うなら、体調を崩してしまったことかな。それで、幽霊騒動が……。

--えっ、出たんですか?

三原:ホテルにいたんじゃないか? という説が。「幽霊のせいで、体調が悪くなったんだ!」って言っていたんですけど、ただ疲れが出ただけかもしれません(笑)。

--では、幽霊騒動以外は苦労もなく?

三原:あっ、暑さはやばかったです。私、晴れ女すぎるんですよ。雨マークがついていても、撮影の時間になると晴れるし。最終日なんて炎天下で、本当にきつかったです。暑すぎて、頭が痛くなりました。眩しいのが苦手なので、道路の反射さえもつらくて……。

--そんな苦労が……。では、完成した写真を見た時の喜びもひとしおですね。

三原:想像以上でした! さすが、枝さんだな、と。今まで苦手だった表情や角度も、案外いけるやん! と思えるくらいに上手に撮っていただいていて。

--苦手だった表情というのは?

三原:私、自分の笑顔が苦手なんです。なので、インスタの写真もすかしている感じになってしまって。

--たしかに、クールな印象がありました。

三原:ですよね。でも、写真集は無邪気に笑っているショットがたくさんあります。なんなら、大爆笑をしている写真もあるし。クールなイメージを持たれることが多いんですけど、中身は関西人なんでね(笑)。素顔の私を引き出してくれた枝さんには、本当に感謝です。

--枝さんならではの撮影方法があったのでしょうか?

三原:枝さんは、会話をしていて、自然に笑ったところを撮ってくれていました。本当に自然なので、カメラを向けられている感じがなかったです。いい意味で、「なんか撮ってるなぁ」くらいの。なので、ただただ楽しく撮影させていただきました。プライベートの旅行みたいな感じでしたね。

■大人気恋リア『オオカミちゃんくん』では、新たな挑戦を

--現在出演中の『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』(ABEMA/以下、『オオカミちゃんくん』)の反響はいかがですか?

三原:フォロワーも増えましたし、新しいことをしている感覚があります。普段は、恋愛をしている姿を見せることなんてないじゃないですか。だから、「羽衣ちゃんって、こういう表情するんだ」とか。『オオカミちゃんくん』で私のことを知って、応援しようと思ってくれた人もいたりして、すごく嬉しいなと思っています。

--『オオカミちゃんくん』には、演技のお仕事をしているメンバーも多いですよね。刺激を受けたりされますか?

三原:そうですね。演技の現場とはまた違う雰囲気なので、不思議な感じもしますが、
同世代の仲間の活躍には刺激を受けたりします。

--三原さんは、以前のインタビューでも「女優になりたい」と強くおっしゃっていましたが、憧れを抱くようになったきっかけはあったのでしょうか。

三原:観ている側の時は、こんなの絶対できるでしょと思っていたんです。でも、いざ挑戦してみると、自分とはちがうものになることが難しすぎて。最初は、わけも分からずがむしゃらにやっていました。その時に、この壁を登りたい。自分のものにできるようになったらカッコいいなと思ったんですよね。それで、本格的に女優を目指すようになりました。

--憧れの女優像はありますか?

三原:長澤まさみさんと、宮沢りえさんに憧れています。長澤さんは、『キングダム』で楊端和を緻密に再現されているのを観て、「すごい!」と思ったのがきっかけです。ここまで、二次元のキャラクターになりきれる人っているんだと衝撃を受けました。『MOTHER マザー』や、『コンフィデンスマンJP』シリーズなど役の幅がすごいですし、枠がないところに憧れています。宮沢さんは、『湯を沸かすほどの熱い愛』と、『紙の月』を観て惹かれました。真逆の役なのに、ナチュラルに演じていらっしゃるところに感動して。お二人のように、枠にとらわれない女優さんになりたいです。

--お二人とも、とても魅力的な女優さんですよね。

三原:はい。演じている時も素晴らしいけれど、自分に戻った時も美しくて……。私、かっこいい女性が好きなんですよ。吉田羊さんとかも大好きで。一人で生きていけそうな、凛とした方に憧れています。

--今後、挑戦したい役柄を教えてください。

三原:私は、ピュアで素直な子の役をいただくことが多いんです。だから、しっかりしたお医者さんの役とか、いわゆる頭が良さそうな役をやってみたいです。あとは、もっとコメディに振った演技をしてみたいですね。佐藤二朗さんやムロツヨシさんと共演して、思いっきり殻を破った演技をするのが、目標のひとつです。

--三原さんは、YouTubeも頻繁に更新されていますよね。女優業との両立は、大変ではないですか?

三原:大変です……。YouTubeを撮るとなると、1日休みにしてもらわなければいけなかったりするので。でも、InstagramやTikTokとはちがう素の自分を出せるのが、YouTubeなんです。普段は、関西弁を喋るわりと明るいタイプの人間なんですよ(笑)。

--たしかに。お話してみて、かなり印象が変わりました。

三原:ですよね。だから、「羽衣ちゃんってこういう人なんだ」というのを、もっと知ってもらいたい。それで、好きになってくれた人が、もっと好きになってくれたらうれしいです。YouTubeは、“関西人の三原羽衣”を押し出しているので(笑)。楽屋裏を覗き見しているような気持ちになっていただけたら。そのために、これからも頑張っていきたいと思います。

(取材=安田周平/構成=菜本かな)

  • 1
  • 2
 
   

ランキング

ジャンル