松坂桃李さんが主演を務める映画『あの頃。』の配信が映像配信サービスdTVでスタートしました。

■実話を基にした大人の青春映画『あの頃。』
『あの頃。』は、バンド「あらかじめ決められた恋人たちへ」のベーシストとしても知られる漫画家・劔樹人の自伝的コミックエッセイ『あの頃。男子かしまし物語』を、『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉監督が映画化した大人の青春映画。
物語が始まるのは、モーニング娘。を筆頭とした「ハロー!プロジェクト」のアイドルたちがJ-POP界全体を席巻していた2000年代初頭。
好きで始めたバンド活動も上手くいかず、バイトばかりのうっ屈した日々を送っていた劔(つるぎ)は、ある時、友人が貸してくれた松浦亜弥のDVDを観て衝撃を受けます。
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彼女の明るい笑顔や歌声に魅了され、CDショップに走る劔。そこで出会ったのが、「ハロプロあべの支部」というファンコミュニティに所属するナカウチでした。「ハロプロあべの支部」のメンバーは、それぞれ自分の「推し」を持ち、生活のすべてを捧げるほどハロプロアイドルを愛する男たち。
彼らとの交流を通して青春と呼べる日々を過ごしていく劔でしたが、時の流れとともに徐々にメンバーは別々の道へ。
そんな中、メンバーのひとりであるコズミンが末期ガンに冒されていることが判明し……。
■実力派俳優・松坂桃李が、気の優しいアイドルオタクを熱演
主人公の劔を演じるのは、『孤狼の血』『新聞記者』などの話題作が続く実力派俳優・松坂桃李。さまざまな役柄を演じてきた彼が、今作では気の優しいアイドルオタクを熱演しています。
松浦亜弥への愛を語り、仲間たちとのバカバカしくも眩しい日々を謳歌する中で、少しずつ自分の道を見つけて歩き出していくーーひとりの人間の変化と成長をフィルムに刻む、繊細な表現力は必見です。