Q.オミクロン株が主流となってから軽症者の割合が増え、新型コロナを軽視する人が増えているようですが、当初の症状が軽症でも、後遺症が続く人がいるとの情報があります。事実でしょうか。
市原さん「新型コロナによる当初の症状が軽症でも、後遺症が続く人がいることは事実です。倦怠(けんたい)感、息苦しさ、せき、胸痛、不眠、集中力の低下、味覚障害、嗅覚障害など、さまざまな症状があります。かなり重い症状の人もいるようです」
Q.療養期間が短縮された状況を踏まえて、今後、どのように感染対策をすべきか、教えてください。
市原さん「小まめな手洗いや消毒、マスクの装着が基本ですが、屋外や他人との距離が保てる場所ではマスクを外してもいいと厚生労働省も提言しています。療養期間が短縮されると感染が広がると考えがちですが、療養後の行動でそれは予防できます。個人個人が感染を広げない行動が今後も必要ですが、特性の変わってきたコロナと共存する方向に向かうこともとても大切だと思います」