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フィンランド・ヘルシンキ市に指名されたアーティスト中村隆さんとは?作品への思いや秘話をインタビュー!

マガジンサミット

一番左側の作品が、中村さんの作品です。中村隆さんは、今回の参加について次のようにコメントしています。

「ヘルシンキからの突然のメールとビックリな内容で、タイトル通り、とてもキュリアスだなと最初から今までずっと感じています。訪れた人たちからのお話から想像し、空想上のヘルシンキの街を描くのが楽しかったです。自然豊かな、ではなく自然と一体になった都市の、日の沈まない長い夏の一日を想像し制作しました」

完成したアート作品と制作過程を収めたドキュメンタリーは、2022年9月6日にヘルシンキにて発表されました。また作品ポスターは、同日にキャンペーン対象となる複数都市のビルボードに展示がされ、日本では原宿で公開されました。

■制作秘話も!中村隆さんインタビュー

我が日本の東京を代表するアーティストが、ヘルシンキ市に選ばれるとは、嬉しいものですよね。そんな中村さんの作品はとってもエクセレント! 早速、中村さんに制作秘話をインタビューしました。

――もともとヘルシンキに興味はあったのですか?

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「実はヘルシンキについて何も知らず、フィンランドの首都だということも知りませんでした。だからこそ、今回のようなユニークな企画のお仕事にも参加することができたと思っています。ヘルシンキと聞いても『?』状態で、フィンランドと聞いても、『ああ、ムーミンのところか』と思うくらいの知識でした」

――ヘルシンキに関する人々の体験談やインタビューを通じて、どのような感想を持ちましたか?

「人口が少ないので人がゴミゴミしていない、空気が澄んでいて空が綺麗、石畳、古い建物と北欧デザインの新しい建物、人が少し日本と似ていてシャイ…。そのようなことを聞いて、とても過ごしやすそうな、リラックスできそうな街を想像しました。
後日、ヘルシンキに行ってみたら、まったくその通りでした。しかも、聞いたお話の何倍もそう感じることが多かったです。そして、とても治安が良く、コンパクトな街で自然や建物を見るのも楽しいこともあり、街歩きするのにとても楽しい場所でした」

――作品にはどのような思いと工夫を込められましたか?

「体験談をお聞きして、イメージの切れ端をたくさんいただいたのですが、それを現実感を持って描くことがむずかしく、どうしたら現地の人にも奇天烈と感じないようなヘルシンキの街を描けるのか苦心しました。
ヘルシンキの人たちは夏の時間をとても謳歌する、とお聞きしたので、その雰囲気だけでも描けるように工夫しました。また明るい面だけでなく、人が暮らしているので、長い冬を過ごすたくましさのような面も感じさせるような絵にしたいとも思いました」

その他、中村さんのインタビューを含む動画もぜひご覧ください。

[https://youtu.be/ET-UL5krPFs]

日本人にとってなじみやすい雰囲気であり、ただ明るいだけではなく、深みも感じさせるヘルシンキの雰囲気が、この作品から感じることができます。この作品は、ヘルシンキ市民だけでなく、まだヘルシンキに行ったことのない日本人にも大きな影響をもたらすのではないでしょうか。

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ヘルシンキについて、もし興味が少しでも湧いたなら、この中村さんの作品をきっかけに、ヘルシンキの情報を集めてみたり、人々の文化や生活に触れてみたり、実際に出かけてみたりして、ヘルシンキの魅力に迫ってみてはいかがでしょうか。

【取材協力】

中村 隆(なかむら たかし)さん
1976年生まれ。新潟県出身。主に、企業広告、ポスター、書籍、教科書、雑誌などで活動中。主な受賞に、HBファイルコンペ日下潤一賞、仲條正義特別賞、TIS公募銅賞など。

「The Helsinki Curious」(https://www.myhelsinki.fi/en/helsinki-curious)

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