新しい格付け発表と同時に、サンテミリオン・ワイン評議会(Conseil des Vins de Saint-Emilion)がコミュニケとプレス向け資料を配布した。その文面は格付けの透明性、客観性、様々な妥当性を強調し、関係者が一体となって格付けを保持することがサンテミリオン全体の価値、利益を守ることにつながる、そのためには結束が必要性だと訴えており、関係者が今回の格付けをなんとか穏便に受け入れられるよう配慮したことが伺える。
「降格すれば訴訟がおき裁判沙汰になるが昇格ならば争いは起きない」今回の格付けについて、サンテミリオンの格付けを見守ってきた、『グラン・セルクル・デ・ヴァン・ドボルドー』のアラン・レイノ会長はこう要約している。
グラン・セルクル・デ・ヴァン・ドボルドー』のアラン・レイノ会長