吉 販売までやってたら、普通はもっと叩かれるじゃないですか。誰一人騒がない。ツイッターも静かなもので。記事を読んでも、本当に貧乏でボロアパートに住んでて、困ってるのが伝わるんですよ。調子に乗ってやってる人とは違うから。
内 これがタワーマンションや豪邸に住んでたら、一斉に叩いてたと思う。
吉 この無風ぶりはちょっと近年稀にみるなと思いました(笑)。
玉 べた凪だよ。
吉 もう中学生、ネタの小道具を巡りゴーストの芸人とトラブル。もう中さんの小道具を全部作ってたのがツクロークンという芸人で、ボクのところにタレ込んできたんですよ。
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玉 豪ちゃんが助けてあげようというぐらいな悲惨なトラブルだったわけ?
吉 不器用な人なんですよ、このツクロークンが。要求はネタの製作者としてクレジットを出してほしいということだけなんですけど、もう中さんのイメージが良すぎるから。ツクロークンの大好きな話が、いろんな後輩とか先輩とかに頼まれて、小道具を作ってるらしいんですけど、ある時、吉本の本社で小道具を作ってて、ちょっとしたスペースに入って寝てたらしいんですよ、そういう仕事ばっかりやってるから。寝てる間に、島田紳助の引退会見が始まって、会見の真後ろにいたらしいです(笑)。後ろのボードにツクロークンが挟まってた。身長145センチしかないちっちゃい人なんですよ。
玉 最高じゃない。人間椅子みたいになっちゃった。
内 この問題は解決したんですか?
吉 全然。ブログで詳細を書いてたのが最近になって全部削除になったんで、たぶん裁判が始まったんでしょうね。
玉 我々的に言うと、ラッシャー板前「旅サラダ」卒業っていうのが、デカいよ。
内 上半期で一番悲しいのはこの出来事かもしれない。
玉 最初、松尾伴内さんがやってたんだから。松尾さんは生ものが食べられないから食レポができない。だからラッシャーさんに代わって、そのままずーっと25年間レギュラーだもの。
内 でも、あの方のリサーチ力は凄いですよ。「旅サラダ」が青森から次の日に中継やる時に、僕もたまたま違う番組のロケで青森に来てて、温泉ロケをしてたら、ラッシャーさんがいたんです。撮影関係なく。何してたかというと、地元の人に名所や名産品とかの聞き込みをしてる。この人、本物だなと思って。
玉 ラッシャーさんって長風呂なんだよ。1度入ると3時間ぐらい出てこない。
内 ただそれ以外、学ぶことは何もなかったですけどね(笑)。
玉 それ以外はない?
内 いやいや、そんなことはない(笑)。
玉 いや、学ぶことはあるよ。ちゃんとその25年で買ったマンションのローンをバーンと払ってね。その後、億ションを買って、その億ションもしっかりと払ったんだからさ。
内 うーーん。
玉 若い衆に奢ることなく。
内 計画的なんですね。
玉 素晴らしい、堅実。
内 そうじゃないとなかなかローンは返せませんからね。
玉 土曜日のあの時間、だいたい視聴者は「旅サラダ」の後、「ぶらり途中下車の旅」を見るわけだからさ、ラッシャーさんが「ぶらり途中下車」してくれたらいいんじゃないかな。
内 流れ的にはきれいですね。
玉 「あっちに行ったんだ」っていう。本当、お疲れさまでした。
<座談会メンバー>
コロナ感染で欠席の水道橋博士:1962年生まれ 岡山県出身
内山信二:1981年生まれ 東京都出身
吉田豪:1970年生まれ 東京都出身
玉袋筋太郎:1967年生まれ 東京都出身