そんなMokoさんが今作で狙ったのは「印象に残るシーンではあるけれど、あえてわかる人にしか伝わらない」こと。たしかに、作品だけを見ると成人男性の頭が交互に置かれているという謎のシチュエーションですから、筆者自身も、Mokoさんのヒントがなければわからなかったかもしれません。
また、「レゴにこんなパーツあったんだ!」と思わせる、ドモンと東方不敗のヘッドパーツにもご注目。Mokoさんは自身の作品に純正品のみを使用するスタイルをとっており、これらのパーツも実際に販売されていたパーツです。
特に、東方不敗のヘッドパーツは、近年発売されているタイプと異なり、目にハイライトがない昔ながらの仕様で、レゴらしい脱力感のある演出が出来ないかと思い選んだ、というこだわりの一品。ドモンの表情を合わせる事が出来なかったのが心残りと語っていますが、キョトンとした師匠の顔は、これはこれでなんだか味わい深いものがあります。
そんな「わかる人にしか伝わらない」作品でしたが、投稿には「これだけで何のシーンかわかるのつよい」「このあと暁に死にそうな場面ですね」といったコメントが多数。シンプルな作品ながら、その高い再現度に多くのGガンダムファンらが思わずニヤリとしたようです。
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MokoさんにとってGガンダムは「わかりやすいロボットアニメの作りをしていたことが受け入れやすくて、すぐに大好きになりました」と幼少時に影響を受けた、いわばガンダムを好きになった原点とも言える作品。
自身の予想を超える反響の大きさに対して、「『やっぱりみんなあのシーン記憶に焼き付いているんだ』という共感のようなものが得られたのが、同じGガンダムファンとしてもうれしく思います」と、感想を語っていました。
過去には東方不敗が操縦する「マスターガンダム」をレゴで制作したこともあるMokoさん。他の作品のパーツ確保の為に、やむを得ず解体してしまったそうですが、「マスターガンダムもいつかリメイクしたい。できればゴッド(ガンダム)と並べて」とツイートしています。次なる名シーンの再現に、つい期待が高まってしまいますね。
機動武闘伝Gガンダム pic.twitter.com/OS6Uvrr8LO
— Moko (@LEGOdouMoko) August 6, 2022
<記事化協力>
Mokoさん(@LEGOdouMoko)
(山口弘剛)