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フォルクスワーゲンが“4人乗りドローン”のプロトタイプを発表 中国の主要な移動手段に?

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フォルクスワーゲンより

 ドイツの自動車メーカーVolkswagen(フォルクスワーゲン)はこのほど、同ブランド初のドローン(eVTOL:電動の垂直離着陸機) となる「V.MO」のプロトタイプを発表した。

(参考:【写真】空を飛ぶフォルクスワーゲンのドローン

 未来の世界ではアーバン・エア・モビリティ市場が拡大することが見込まれる。フォルクスワーゲンは、すでに自動車販売において大きなシェアを誇る中国市場の子会社であるVWグループチャイナ(VGC)で、研究開発を推進。「V.MO」の「Flying Tiger」(空を飛ぶ虎)という愛称はなんとも中国らしい。

 空を飛ぶEVというコンセプトで、朝の通勤ラッシュ時でも、スイスイと飛行できることを想定している。揚力を生成する8つのローターと、水平飛行をする2つのプロペラを備える。4人乗りで、200kg以上の積載が可能だ。航続距離は124マイル(約200km)。

 驚きの性能だが、サイズも規格外だ。機体の長さは36.75フィート(約11.2 メートル)で、幅は34.8フィート(約10.6 メートル)だ。私たちが普段、巷で目にするドローンとは似ても似つかない巨大サイズ。まさに「虎に翼」といったところ。

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 2022年後半に初歩的な飛行テストを開始し、2023年の夏までに、さらに高度な飛行テストを実施する予定だ。最終的には自律飛行する機能を備えるため、飛行機やヘリコプターの免許は不要になる。

 当面は富裕層向けで、将来的には中国の主要な移動手段になることが期待される。

 自動車産業は100年に1度の大変革期にあるといわれ、IoTやAI(人工知能)、ビッグデータなどを活用して、あらゆる交通や物流がシームレスに繋がるモビリティの時代が到来するといわれている。

 世界の最前線にあった日本の航空機産業は終戦を境に衰えたが、そのノウハウは自動車産業に受け継がれた。自動車の国「日本」が再び空のモビリティで世界に飛び出すことができるか。戦いはすでに始まっている。

(source)
https://www.volkswagen-newsroom.com/en/press-releases/meet-the-vmo-volkswagen-group-china-unveils-state-of-the-art-passenger-drone-prototype-15116
https://www.slashgear.com/949189/this-volkswagen-flying-car-could-carry-four-passengers-and-pilot-itself/
https://www.electrive.com/2022/07/28/volkswagen-launches-evtol-dubbed-flying-tiger-in-china/

(文=@Nagatackle)

 
   

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