そしていかにも夏らしい「夏祭り恋慕う」のイントロが流れると、ファンは声をあげんばかりの勢いで大興奮。同曲のMVにて浴衣姿のメンバーの中に一人だけ白のワンピースで映るセンターの佐々木舞香が、このステージでも目を惹く。その佐々木は「みんなー！ 今日はイコラブに恋、しちゃってね♡」とファンの心をノックアウトする一言を放ち、終盤のソロパートでは歌詞に合わせた切ない表情で観る者を魅了した。
ステージの最後は「ラストいくぞ～！ HOT STAGE、過去最上“キュン”にアツくしちゃいましょ～！」という野口衣織の言葉で、メジャーデビュー曲の「=LOVE」を投下。髙松瞳がデビュー当時からの圧倒的なセンター力を見せつけた。間奏では「この夏はイコラブで決まりでしょ！」と再び野口が観客を煽り、最後の最後まで観客を盛り上げた。
歌唱披露後には「デビュー日である9月6日に、5周年を記念するアニバーサリーフォトブックの発売が決定しました」と、山本杏奈がイコラブの更なる活躍を感じさせる情報を発表。メインステージのHOT STAGEで2日目のトリを務めたことへの感謝を伝えた。ステージの端から端まで懸命に手を振り、声をかける彼女たち。このファン思いな姿が圧倒的な人気の秘訣だろう。
一人一人の圧倒的な歌唱力やダンス、愛嬌などアイドルとしてパーフェクトなパフォーマンスで2日目のトリを完璧に務めた＝LOVE。なぜ彼女たちが錚々たるアイドルグループが並ぶなかでトリを任せられたのか。このステージを観た人たちには一目瞭然だったに違いない。
（取材：長谷部乃杏、撮影：Issey Nakanishi）
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