親権問題に詳しい瀧井総合法律事務所の瀧井喜博弁護士は、「家庭ごとにさまざまな価値観がありますが……」と前置きしたうえで、こう語る。
「基本的には姉弟がバラバラなのはいいことではありませんね。離婚しても子供たちにとってはどちらも大切な両親ですから、もう少し話し合ってほしいですね。福原さんの場合、どの程度お子さんが日本で生活する予定なのかまったくわからず、一時的なものかもしれませんが」(瀧井弁護士)
実際、福原は『女性自身』の直撃に対し、「せめて夏休みの期間だけでもと。8月まで、一緒に日本に滞在します」と答えている。
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心配なのは、“両親” のこうした行き違いが今後も起きることだ。国をまたいでいるため、“連れ去り” が発生した場合の解決方法も難しい。
「台湾は、子供の連れ去りを防止するためにできたハーグ条約に加盟していません。もし子供が日本に連れ去られた場合、台湾側の親は、日本国内の裁判所を通じて返還の申し立てをするしかありません。その後、家庭裁判所の調査官が、どちらが監護者としてふさわしいか調査するので、時間も相当要します。
そして、子供が新しい日本の環境に適応して安定した生活を送れるようになっていると判断されると、“連れ去った” とされる日本の親の方が監護者としてふさわしいと認定される可能性は十分あります」
ネット上でも、福原の子供たちを心配する声は多い。
《とにかく、子どもを巻き込んで振り回すのだけはやめてあげて欲しい》
《夫婦の間の事は色々あるから離婚は仕方ないけれど、子供にとってはどちらも、たった1人の親》
《次は姉弟一緒に日本に連れて行けるようにすべきだし、子供達の日本滞在中は彼氏と暮らす家でなく実家で過ごすとかの配慮が必要》
子供たちの幸せのためにも、“大人” が冷静になるべきだ。