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「梅雨」が女の子だったら?“嫌われものの季節”との1カ月間描いた擬人化漫画に笑いと感動の声

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関東地方で観測史上最も早い梅雨明けを記録した一方、7月には戻り梅雨と、例年に比べて印象の強かった今年の梅雨。そんな中、Twitterで注目を集めた作品が、“梅雨の擬人化”漫画「30日後に消える梅雨ちゃん」だ。

コミックヴァルキリーで『ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊』を連載中の漫画家、赤信号わたる(@GoAkashin)さんが自身のTwitterにて投稿したフルカラーの連作漫画で、全国で梅雨入りを迎えた後の6月18日に第1話を公開。1日1ページずつ、梅雨の季節に合わせて連載された。7月18日は最終話が投稿され、1万9000件以上のいいねとともに、「泣けるじゃねぇか…」「良い終わり方」と感動のコメントが多く寄せられている。

■梅雨ちゃんの笑顔を取り戻せ!「嫌われものの季節」との1カ月間に笑いと感動
雨が降りしきる梅雨の真っただ中、「清太郎」の自室に着物姿の少女が突然現れるところから本作ははじまる。梅雨の化身だという少女は、「暗くてジメジメしてごめんなさい…」「洗濯物も乾きづらくてごめんなざい~」と自虐的で、連日泣き暮れるばかり。彼女の涙と実際の天候が連動していると気付いた清太郎は、「梅雨」を笑顔にして晴れ間を取り戻そうとする。

ギャグを連発してみたり、はたまた褒めて自己肯定感をくすぐってみたりと奮闘する清太郎だったが、梅雨は気持ちのアップダウンが激しく、外の天気が晴れたのもつかの間、今度は天変地異のような大雨に。そこで清太郎は梅雨とともに、色鮮やかな紫陽花やアンブレラスカイなど梅雨ならではの「良い所」を巡ることに。当初は軽い気持ちで梅雨の機嫌を取ろうとしていた清太郎が、梅雨とともに過ごす中で徐々に2人の気持ちが深まっていくというストーリーだ。

■「なにかと嫌われがちな時期」をキャラクター化。制作の舞台裏
連載中は、ネガティブながらおだてに弱かったりとどこか天然な梅雨ちゃんのかわいらしさや、いずれ迎える梅雨明けでどんな結末になるのか展開を気にするユーザーの声が聞かれた本作。作者の赤信号さんによると、「なにかと陰鬱になりがちな梅雨の季節に、梅雨だからこその楽しみを提供できれば」というのが本作が生まれたきっかけだという。

記録的に早い梅雨明けで連載中に明けたのは予想外なものの、大筋には当初の構想から影響がなかったと話す赤信号さん。それでも「ただ中盤、『もし梅雨がなかったらなかったで大変だ』と主人公が言っていたのは現実を踏まえたセリフにしました(笑)」と、現実とのリンクもあったことを教えてくれた。

また本作は、梅雨のイメージであるどんよりと薄暗い前半や、紫陽花やアンブレラスカイが映える鮮やかな梅雨の情景など、フルカラーならではの色彩表現が印象的。「キャラのカラーも含め全体的に梅雨らしく青っぽい色調でまとめてみようと思っていました。その上で中盤からは梅雨ちゃんの心情に合わせて少し明るめでカラフルにしたり状況に合わせた背景を心がけました」と話す。

そして、梅雨という季節に着目し、魅力的なキャラクターに昇華された“梅雨ちゃん”。「梅雨はなにかと嫌われがちな時期なので自分に自信が持てないというキャラクターにしたんですが、途中から笑顔が増えていって、描いていて自分も楽しかったです。同じように読者さんにも楽しんでもらえれば幸いです」と、赤信号さんは作品とキャラクターへの思いを語った。

本作は赤信号わたるさんのTwitterモーメントや、Amazon Kindleの電子書籍版にて無料公開中だ。


取材協力:赤信号わたる(@GoAkashin)
 
   

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