オメガ3系の不飽和脂肪酸を含む魚の油に対して、肉の脂にはメリットがないのでしょうか?
肉の脂は、飽和脂肪酸とオメガ9系がほぼ半々で、これにわずかにオメガ6系を含むという成分構成です。もちろん、これらの脂肪酸も一定のバランスで摂るべきなので、「肉の脂はよくない」と一概にいえるものではありません。
「いや、パーム油なんて摂っていないよ」とお思いでしょうか? じつはこの油、即席ラーメンやマーガリンをはじめ、さまざまな加工食品に使われている油なのです。
液体にも固体にも加工しやすく、原価が安いため、日本国内では供給量2位を誇るメジャーな植物性油です。加工食品をある程度食べている人なら、間違いなくそれなりの量を摂取しているでしょう。
このような油があることを考えると、肉の脂は飽和脂肪酸やオメガ9系の過剰摂取を招くリスクがあるといえます。少なくとも、脂質を摂る目的では肉の脂身にメリットはないでしょう。肉と魚の違いとして覚えておきたいところです。
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