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【ちむどんどん】優子が涙ながらに語った思い出を台無しにした「昭和33年の沖縄に自衛隊」の記事!

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 そしてもう一つのミスは、優子が取り出した記事の切り抜きに潜んでいた。当該記事には昭和33年当時に存在しなかった「厚生労働省」の記述があり、第63回の初出時には大きく話題になったもの。そのため今回の放送では記事の半分ほどにボカシがかけられ、その部分が読めないように処理されていた。

 ところがこの記事にはもう一つ、重大な考証ミスが隠れていたのである。しかもその部分には今回もぎりぎりボカシがかかりきっていなかったのだ。

「それは記事の本文二段目の記述です。記事には民家裏の壕から五百発以上の未使用の銃弾と手りゅう弾五発が見つかったとあり、沖縄戦当時のものとみられるとのこと。そして記事は『通報を受けた自衛隊員が現場を訪れ、処理のため回収した』と続きます。しかし昭和33年の沖縄は米軍の施政下でしたから、自衛隊などいるはずもありません。これは沖縄の歴史に触れるドラマとしては、あってはならない致命的なミスではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

“厚生労働省”の記述はまだケアレスミスの範疇かもしれないが、さすがに「昭和33年の沖縄に自衛隊」という考証ミスは、あまりにもうかつすぎると糾弾されても致し方ないだろう。本作の制作陣は今からでも、作中に登場する新聞記事などのアイテムをすべて再確認すべきかもしれない。

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