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自分の成功体験から導き出された問題解決型コンサルティングで困っている会社・経営者を助けたい

マガジンサミット

「タイミングも悪く、チーフになってから3〜4ヶ月後くらいでした。もちろん続けたかったです。チーフとして任され、みんなで頑張ろうと言っていた矢先だったので辞めるのは無理だよという心境でした。」

仕方なく退職した賢者は商業施設内のテナント50店舗の売上支援を担当。1店舗ずつ面談していく中で後のキャリアにつながる貴重な体験をした。

「神戸の老舗の文具小売店がいて、20代後半の僕が専務。先方が当初50代の方でした。今の施設全体の状況についてお話しして、競合店に負けないためのポイントや雑貨業種の今年度の重点テーマなど含め、年間の売上目標を施設全体の状況から逆算して解説しました。すると、僕の方が年下にも関わらず、その専務さんが非常に参考になります。ありがとうございました。と丁寧な感謝の言葉を伝えてくれました。このことで、売上とか利益向上のために何ができるかということを考えて、WIN・WINの関係が築けるということを学びました。」

その後、施設の運営管理ができる人材育成までの業務をやり遂げ、NMR流通総研へ帰任した。ところが・・・

「出向先から戻ってきて、NMRでのキャリアはゼロのため、最初は何も仕事がなかったんです。そのため地道に自分で色んな人脈を広げていき、コンサルとして自分で受注をしてくることが1年目で少しずつできるようになりました。 それから売上を伸ばし、徐々に主要メンバーになっていき部長になり、専務に就きました。そのような流れで、だんだんと会社の売上に占める自分の実績が大きくなっていく時期がしばらくは続いていきました。」

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そんな矢先、父が癌で倒れた。

「癌のステージ4で先代の余命が2〜3ヶ月と宣告されました。それを聞いて、どうしようという思いだけでした。なんとなく将来、家業を継ぐことは昔から考えてはいたのですが、今からやるという現実が急にきた感じでした。」

仕事の引き継ぎができない状況であったが、先代の後を賢者が継いだ。

「先代の社長と僕ではキャリアが全く違うので、業務品質が劣化するのは否めませんでした。複数回の小規模研修により密な関係性を築くことで何とか乗り切ろうと必死でした。」

社長へ就任して4年。今までの成功体験が賢者の根底を築いている。

「自分なりに成功した体験を振り返ることで成功要因が掴めるんです。その要因を自分のキャリアとして持っておくようにしています。今までの経験上で上手くハマりそうな具体的な事例をご紹介するのですが、色んなことをやってきているコンサルタントだからできると思うのではなくて、人ができることは自分もできるという考え方も大事だと思います。」

困っている企業をもっとたくさん救うために、賢者は動き出した。

「数年前からもうちょっと有名になりたいなと思うようになりました。それはNMR流通総研の認知が広がれば、もっと救える会社があると言われたんです。その話を聞いてなるほどなと思い、2020年、会社のホームページをリニューアルして、それからYouTubeを始めました。困っている経営者・企業を助けたという思いからスタートしました。」

日本を背負う若者へメッセージを最後に語った。

「人というのは、どんな形でも必ずキラッと輝くいい部分があります。それに気づけると活躍できる人になっていくことができます。自分が本気でやりたいことをしっかりと考えて、頑張って進んでいくことが大切だと思っています。」

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