普通自動二輪免許(126~400cc)

公道を走るバイク
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普通二輪免許は中免と呼ばれる中型免許で、レーサータイプやオフロードタイプなどさまざまな種類のバイクを運転できることから、バイク免許の中でも受験者数が多い免許です。

運転できる車種・条件

中型二輪免許では、排気量が400CC以下のバイクが運転できます。中型二輪免許の取得は16歳から可能です。この免許証から高速道路も走行できるようになります。

取得費用

中型二輪免許の取得でも、教習所に通うか運転免許試験場で試験を受けるかで、それぞれ取得費用が違います。教習所に通う場合の取得費用は、普通自動車以上の免許所有者は8万円ほど、運転免許を所有していない方は14万円から17万円ほどかかります。

運転免許試験場で一発試験を受ける場合は、試験手数料の2,600円、試験車使用料の1,450円、免許交付手数料の2,050円の合計6,100円で受験できます。試験に合格すると、特定教習か取得時講習を受けなければならず、費用は16,000円ほどです。

免許取得までの日数

通学では最短で8日間(AT限定6日)ほどです。一発試験の場合は、適性検査、試験、取得後講習、受取というプロセスで取得でき、3日から4日で取得が可能です。

教習内容

普通自動車以上の免許所有者は学科が1時間ほど、技能が17時間ほどの教習を受けます。運転免許を所持していない方は、学科で25時間から30時間、技能で17時間から20時間を要します。

一発試験の難易度

中型二輪免許の一発試験の合格率は、2005年から2015年の10年間では3.3%から7.1%、平均受験回数は14.0回から30.3回となっていますので、難易度は相当に高いと言えます。車体が大きく重たいため、初めてのコースやバイクで試験を一発でクリアできる方は少なく、一発試験合格は狭き門です。

普通自動二輪免許(中型バイク免許)取得までの流れ|費用・日数など【運転免許Q&A】

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大型自動二輪免許(400cc~)

朝焼けの海岸を走るバイク
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大型二輪免許はがあれば、すべてのバイクが運転できるため、バイク乗りたちの最終目標となる免許です。海外の大排気量のバイクに乗るためには、この大型二輪免許が必要です。

運転できる車種・条件

大型二輪免許では、排気量に制限がなくすべてのバイクが運転できます。ただし、AT限定免許の場合は650㏄までですので注意が必要です。また大型二輪免許を取得できるのは18歳からです。以前は一発試験のみでしか取得できなかったため、大変難しい試験だったのですが、現在では教習所を経て受験が可能になりました。

取得費用

大型二輪免許の取得でも、教習所に通うか運転免許試験場で試験を受けるかで、それぞれ取得費用が違います。教習所に通う場合の取得費用は、今現在所持している免許によりますが、10万円から30万円ほどかかります。

運転免許試験場で一発試験を受ける場合は、試験手数料の2,600円、試験車使用料の1,450円、免許交付手数料の2,050円の合計6,100円で受験できます。試験に合格すると、特定教習か取得時講習を受けなければならず、費用は17,000円ほどです。

教習所を卒業してから一発試験に望む場合、試験手数料1,750円、免許証交付手数料2,050円の合計3,800円が必要です。

免許取得までの日数

免許所得には、最短6日間(AT限定5日)ですが、通学の状況により変わり、通常では数か月間かかります。一発試験の場合は、適性検査、試験、取得後講習、受取というプロセスで取得でき、3日から4日で取得が可能です。

教習内容

普通自動車以上の免許所有者は学科が1時間ほど、技能が31時間ほどの教習を受けます。運転免許を持っていない方は、学科で25時間から30時間、技能で35時間から40時間を要します。また、他の種類のバイクの免許を取得している方でも、技能として12時間から24時間ほど必要になります。

一発試験の難易度

大型二輪免許の一発試験の合格率は、2005年から2015年の10年間では14.3%から26.5%、平均受験回数は3.7回から6.9回のため難易度は高いといえます。しかし、小型・中型二輪免許よりは合格率も高くなっています。これは、小型・中型二輪での経験を積んだ方が多く受験していることによるものです。

【保存版】大型自動二輪免許の合宿と教習を費用&期間で徹底比較!一発試験は意外と盲点?