エンジンオイルのグレードの見方|最新規格はSP規格

エンジンオイルのグレードによる選び方

新規格のほうが性能に優れているので安心

API規格にしろILSAC規格にしろ、新規格のほうが性能に優れているので、そちらを選ぶのがおすすめです。

API規格の場合は、「SM」「SN」「SP」といったグレード表記の2つ目のアルファベットを確認しましょう。アルファベットがZに近いほど、新しい規格です。

ILSAC規格の場合は、「GF-4」「GF-5」「GF-6」いったグレード表記の数字を確認しましょう。数字が大きいほど、新しい規格です。

API規格ILSAC規格特徴SHGF-11993年型以降のガソリンエンジンに対応。
スラッジ防止性・高温洗浄性を高め、
SG規格以上の性能を持つ。SJGF-21996年型以降ガソリンエンジンに対応。
SH規格以上の蒸発性、せん断安定性を持つ。SLGF-32001年度に制定された規格。
SJ規格よりも省燃費性の向上とCO2の削減を達成。
排気ガスに含まれる、CO、HC、NOxの削減。
オイル劣化防止性能の向上で
廃油総量の削減と自然環境保護に対応。SMGF-42004年に制定された規格。
SL規格よりも浄化性能・耐久性能・
耐熱性・耐磨耗性に優れるオイル。SNGF-52010年に制定。
SM規格以上の省燃費性能の持続性と
触媒保護性能を強化したオイル。SPGF-62020年に制定。
SN規格以上の耐久性やエンジン清浄性。

カストロール製品にある「FE」の意味は?

カストロール社から販売されているエンジンオイルには「EDGE FE 5W-30」など、商品名に「FE」が付いているものがあります。これは、エンジンオイルの規格やグレードとは無関係です。

「FE」表記のあるカストロール製エンジンオイルは、省燃費(低燃費)製品。燃費のいい走りがしたい方におすすめです。反対に、スポーツ走行性能を高めたい場合は「SN」標記のあるオイルがおすすめです。

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エンジンオイル粘度も確認しよう

エンジンオイルはグレードだけでなく、粘度も確認しましょう。寒冷地では低温時の粘度が低いオイルが、高回転・高出力エンジンは粘度の高いオイルが合っています。

エンジンオイルの種類についてはこちらの記事で詳しく解説しています。