スバル軽自動車の最後を飾ったWRブルー・サンバー

2011年にバン/トラック合わせて1000台が限定販売された、オリジナル・サンバー最後の花道、「WRブルーリミテッド」

こうして引き続き一般ユースから赤帽のような特殊ユースまで好評だったサンバーですが、プレミアム路線へ注力したいスバルは、販売不振でコンパクトカーの派生車も存在せず、設備更新など投資の意味がないと判断された軽自動車の独自生産廃止を決断します。

スバルの軽自動車は段階的にダイハツOEMへと移行し、サンバーもまず2009年に乗用登録のディアスワゴンがダイハツ アトレーOEMとなり、残るはサンバーバン/トラックのみ。

それも2012年2月をもって、ついにスバル独自生産型サンバーの生産終了となりましたが、それに先立つ2011年7月には、初代サンバー発売50周年記念として、実質的には長年スバルを支えたサンバーへの慰労という意味も込めてか、「WRブルーリミテッド」を発売。

スバルがWRC(世界ラリー選手権)へ本格参戦してから、スバルブルーという異名さえあるほどイメージカラーとなっていたWRブルーマイカで塗装されたサンバーバン/トラックが合計1,000台限定で販売され、名車の最後を飾ったのです。

軽商用車でありながらスバルの一員として花道を飾ったオリジナル・サンバーは2012年で生産を終えたものの、それから11年以上が経った今でも、「他社とは全く異なるスバルらしい軽自動車」として愛され、高い人気を誇っています。

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