ビッグホーン(初代・1981年)

後にRVブームへ乗り、いすゞの国内SUV部門を延命させた功労者

いすゞ ビッグホーン(初代初期型・画像は海外版トゥルーパー) ©art_zzz/stock.adobe.com

戦前から4WDトラックを開発するなど4輪駆動の経験が深そうないすゞですが、意外にも個人や小規模事業者向け小型車の4WD化は遅く、ジープ型のユニキャブ(1967年)もただの後輪駆動車でした。

ようやく初代ファスターの4WD版「ファスターロデオ4WD」(1978年)が登場、そのシャシーとパワートレーンをベースにいすゞ初の4WD SUVとして1981年に登場したのが初代ビッグホーンで、国産他社に比べだいぶ出遅れた形です。

しかもイギリスの高級SUVレンジローバー風のボディとは裏腹にチープで快適性の低い内装、容量不足の駆動系やパワー不足にも悩まされましたが、次第に改良を重ねて国産SUVの定番車種へと成長しました。

もし初代ビッグホーンがなければ、いすゞは1993年の乗用車生産撤退とともに、バス・トラック以外の国内市場から撤退していたかもしれません。

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