大政奉還クラウン(15代・2018年・徳川慶喜)

デビュー時からの凋落は、クラウン幕府の晩年を象徴した

トヨタ 15代目クラウン
トヨタ 15代目クラウン

16代目クラウンの発表会は、15代目までを「日本のクラウン」と称えつつ、「世界のクラウン」へ飛躍するため価値観の転換を求め、業界に衝撃を巻き起こしました。

しかしそもそも15代目の段階でクラウンセダンとクラウンコンフォートを廃止したため「クラウン」としての販売台数が激減。

正規のクラウンもファストバック風デザインを採用し、江戸時代で言えば「西洋化」を進めた結果、かえって現在の価値観では存在そのものの古さを指摘されたのは徳川15代将軍・慶喜と共通。

もはやそのまま歴史を積み重ねる事が許されなかった徳川幕府は調停へ、クラウン幕府は豊田 章男社長への「大政奉還」によって、新時代の幕開けになるのでした。

しかし16代目クラウンにも4ドアセダンは残る事になり、保守的クラウンの逆襲(戊辰戦争?)はありえるのかと、今後も興味は尽きません。

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