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バービーデビュー65周年、女性のスポーツにおける歴史と功績をたどる

marie claire

バービーとスポーツ −女性のスポーツにおける押しつけと解放の65年間−

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社会における女性の躍進を映し出す、バービーのスポーツキャリアを振り返る旅

1959年3月9日に生まれたマテル社の有名な人形、バービーは今年、65歳を迎えた。この記念すべき年に、私たちは彼女のスポーツキャリアをたどることにした。

発売当初から現在に至るまで、マテル社が製作した、スポーツをするバービー人形は実に数多く存在する。その軌跡は、押しつけ、そして解放とエンパワーメントの実例を通して、社会における女性の役割がどのように変化してきたかを教えてくれている。

バービーは発売当初から解放のシンボルだった

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1959年3月9日、ニューヨーク国際玩具フェアでバービー人形が発表されて以来、長い年月がたった。非常に白い肌、丸く形の整ったバスト、スリムなウエスト、ストレートのブロンドヘア、足元にはヒール、これらが初期のバービーの特徴だった。見かけの通り、当時の他の玩具が持っていたような主婦で母親という役割は、バービーには似合わないことがすぐにわかった。この人形は、最初から小さな革命を起こしたのである。

結局のところ、バービーと遊ぶことで、少女たちはなりたい自分になれることを理解するはずだと語ったのは、バービーの生みの親であるルース・ハンドラーだった。常に選択の可能性を体現してきた人形なのだ。

バービーが最初にプレーした典型的な女性のスポーツ

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バービーはかなり初期からスポーツを始めていた。発売から2年後の1961年には、バレリーナのバービーが発売され、もちろんチュチュ付きだった。1962年には、テニス選手バージョンのバービーが発売され、当時のドレスコードに従ってプリーツミニのワンピースを着ている。

バービーが初期に練習してきたスポーツは他にもたくさんあり、乗馬、スキー、スケートなど、数え切れないほどのスポーツアイテムが彼女のファッションの一部となった。バービーは余暇にスポーツをするのが好きだが、少なくともこの時代には、典型的な「女性らしさ」という含みを持つアクティビティーだったことは事実である。要するに、大げさではなく、この人形は私たちが生きている社会を映し出す鏡なのだ。

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なぜなら(バービーが起こした)小さな革命についてはすでに述べたが、バービーは少女たちに話しかけ、男性と同等にスポーツをすることもできるし、自分たちが選んだアクティビティーで勝つこともできるということを説明するからである。

その明確な例が、バービーが1976年のモントリオール・オリンピックに参加したことだ。彼女はオリンピック聖火を運び、女性が参加できるすべての種目で金メダルを獲得し、勝利が誰にでも手の届くところにあることをはっきりと示した。

1990年代、スポーツにおけるバービーの新たな功績

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バービーがプレーするスポーツが集中的に多様化し始めたのは、1980年代から1990年代にかけてだった。エアロビクスの先生やTVダンサーなど、典型的な女性のスポーツ・アクティビティーを練習するバービー人形はまだたくさんあった。これらの人形は、バービーが典型的な男性スポーツにも進出するようになる中で、少女たちにも母親たちにも愛された。実際、バービーは野球やバスケットボールを始め、F1ドライバーにさえなっている。

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マテル社の望みは、父親が自分の好きなスポーツが表現されているという事実にひかれて、その人形を小さな娘に買い与えるようになることだ。そうすることで、パパたちと小さな娘たちは、お互い仲良くなることができる。(マテル社はバービーを)家族を結びつける役割を果たすおもちゃにしたいわけだ。それだけでなく、小さな娘たちは父親が好むスポーツを違った目で見るようになるだろう。

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