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【いつの間に】昔アキバで流行った『おでんの缶詰』がなぜか東北で進化しているらしい? 現地へ飛んでみた結果

ロケットニュース24

──あっ、そうなんですか!? それは耳より情報です! 

濱村さん「機会があれば、ぜひ見に来てください。実は最近開発した『おでん缶』の新商品が大人気なんです。ウチの自販機でしか買えないんですよ〜」

・行ってみた

ってことで、仙台へ行った。

『おでん缶』とは1990年代後半〜2000年代前半かけて秋葉原を中心に大流行した、その名のとおり “おでんの缶詰” 。当時は相当話題になったので「現物は見たことないけど聞いたことがある」という人も多いだろう。

あのブーム以降『おでん缶』の存在を思い出したことはたぶん1秒もなかったが、まさか東北で進化を遂げていたとは。濱村さんに教えられた仙台駅近くの場所へ向かうと……

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おっ、あれか! 『with DRINK』とプリントされた赤いのが、サン・ベンディングさんの自販機。

かつて一世を風靡したおでん缶を製造するのは天狗缶詰株式会社(愛知)が展開する『こてんぐ』というブランドで、今回サン・ベンディングさんと共同開発したのが『ピリ辛 おでん缶』(350円)なる商品らしい。

おみやげに大量購入しようとしたところ、3つ目で売り切れとなってしまった。あっぶね! 本当に人気なんだな。

・食べてみた

せっかくアツアツなので帰りの新幹線で食べてみる。何を隠そう、私がおでん缶を食べるのは今回が生まれて初めて。

『ピリ辛 おでん缶』の中身は牛すじ、ちくわ、大根、さつまあげ、こんにゃく、うずら卵(2個)、結びこんにゃくの7種類。

この時点で箸が無いことに気づき、一瞬慌てたのだが……

ややあって、こんにゃくに刺さっている竹串を駆使すれば、箸がなくても食べられることに気がついた。これがおでん缶の仕組みなのか。初めて知ったなぁ。

これは……かなり思い切った辛さ!

うっかり勢いよくすすったら大惨事になっていたかもしれないレベルの辛さだが、チビチビ飲めば新幹線でも全然イケる……ハズ。辛いものが苦手な人は若干注意が必要かもしれない。

辛さの部分は一旦置いておくとして、繰り返すがおでん缶を初めて食べた身としては、クオリティの高さに驚いた。大根はコンビニおでんより味が染み、牛すじはホロホロ。具材が全て一口サイズなのも嬉しい。なぜアキバが中心だったのかは謎だが、大流行した理由は、なんか分かった。

・食べさせてみた

持ち帰った『ピリ辛 おでん缶』を編集部の皆さんにおすそわけすることに。

フタを開けて湯せんすれば加熱できるぞ。

2人とも、おでん缶自体は食べた経験があるらしい。

サンジュン「うん、だいぶ辛い。 “辛さの足が速い” っていうか、パッとくるね。あとからジワジワじゃなくて」

中澤「うん。おいしい。これはその、あれですね。おでんをめっちゃ食べてる人たちにとっては、いいんじゃないですか?」

サンジュン「鮮烈な辛さだよね。旨辛というよりは、極端に言うとデスソース系」

中澤「どっちかを選べと言われたら、僕は普通のおでん缶だけど……でも、たまにはこういう変化があるのも面白いと思う」

……とのことであった。東北みやげとして注目株の『ピリ辛 おでん缶』はwith DRINK印の自販機で購入可能。おでん好きも、おでん缶が懐かしいオタクも、東北クラスタも、見つけたらぜひ試してみてほしい。

なお冒頭でお伝えした「自販機神社」の件だが、仙台市の名取愛島というところガチで存在しており、サラッと伝えるには面白すぎるネタであるようだ。次回仙台へ行った時に詳細をレポートさせていただきたいので、しばし待たれよ。

参考リンク:株式会社サン・ベンディング東北
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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