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きれいな人だなと思ったら、岡山観光フレンズというミスコンテストの入賞者だった

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ため池の周りに広がる湿原2・4kmほどを1時間半かけてゆっくり歩きました。木立の間からヒグラシのなんともいえないカナカナという声が聞こえてきて、同じセミの仲間でもアブラゼミみたいな暑苦しい声と違い、優雅でした。

コースの半分ほどは、尾瀬に見られるような木道になっていて整備されています。

1号橋から9号橋までだったか、池の周りを細い木橋を渡りながらいくと、さまざまな野草が咲いていて、名前を調べながら楽しんで歩きました。

中国縦貫道の東城インターまでの帰り道に、若山牧水の歌碑があると聞いて立ち寄りました。

牧水が早稲田の学生だった頃、宮崎の郷里に帰省する途中に旅してこのあたりで詠んだのが、あの有名な「幾山河 越え去りゆかば さびしさの はてなむ国ぞ けふも旅ゆく」だったとは、初めて知り、まさか岡山県で詠まれていたとは、とびっくりでした。奥さんと、息子さん親子3人の歌碑がありました。

鯉が窪湿原

矢掛町の大名行列 2006年11月12日(日)

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「第31回矢掛の宿場まつり」の大名行列に、七五三を済ませた孫と娘夫婦、娘の嫁ぎ先の親類と一緒に見物に行ってきました。

沿道はすごい人波。そこを野次馬の私、なんとか人の前に出てしゃがみこみ場所を確保!カメラを構えた人が、スローに歩いてくる行列を今や遅しと待ち構えています。

「したーにぃ、したに」というエンドレスの掛け声がスピーカーで流れ、そのリズムに合わせて右、左としずしずと歩いてきます。先頭は本陣当主と先払いです。

続いて、道中奉行と袋槍。次は鉄砲隊です。右に左にオットット、というようなおどけたしぐさで進む奴頭と、奴たち。

毛槍です。柄をくるくる回しながら受け渡し、持ち手を交替しながら歩いて行きます。これは落とさないように練習が必要でしょう。

近習侍 (きんじゅうざむらい) です。

殿様です。おかごに乗ると見えないので「徒歩(かち)にて参ろう」てなもんですか。

小姓です。殿様の刀を持つものと陣笠を持つもの。

中間(ちゅうげん)です。

奥方です。きれいな人だなと思ったら、岡山観光フレンズというミスコンテストの入賞者でした。でも、これ、ありえませんね、「入り鉄砲に出女」で江戸に人質として住んでいたはずの奥方が参勤交代に加わることは……。

姫君です。同じく岡山観光フレンズ。これまた、姫が参勤交代とはありえないですが、時代行列と思えば……。花を添えていました。

そして、「典医」、「茶坊主」「家老」「近習侍」「勘定奉行」「近習侍」「湯茶箱」「武具奉行」「近習侍」「鉄砲」「袋槍」「毛槍」と行列は続くのでした……。

本陣前で行列は休憩。見物していた私もしゃがんでいると足がくたびれてこの辺で退散。おかごが人波の向こうを進んでいきます。

この大行列は、矢掛の町が水害にあった昭和51年、商工会が町の人を元気にしようと始められたイベントだそうで、行列の参加者は地元のJA職員、会社員、郵便局員、青年団員、高校生、信金銀行員、消防団員、教職員などなどの人々だそうです。外国人も10人ほど入っていました。

露店も並び、地元の農産品を自宅前で並べる人もありで、大勢の見物客を呼ぶお祭りとしては大成功でしょう。

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