top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

医療技術がいかに進歩しようとも、決して変わることのない大切な点とは

ゴールドライフオンライン

ずいぶん昔になりますが、高校の先生が面白い話をされていたので、ここで紹介します。気分が落ち込んで、どうしようもなくなった時、動物園に行くことを勧められていました。動物園ではたいていサルの広場があります。動物の中でもサルは精神的に発達しているので、人間に近い集団生活をしています。

サル集団にはボスがいて、その周りに家庭を築いている複数のメスや子供たちが群れを作っています。また別のオスが少し集団と離れて、自分の世界を作っています。それぞれに自分の世界の中で仲良く、かつ必死で生きています。

大分県の高崎山自然動物園に行くと、多くの自然のサルの群れを見ることができます。係の方が詳しく自然のサルの行動を、説明してくださいます。

またつい先日には、冬に函館の熱帯植物園にも行きました。そこではサルが集団で温泉入浴を楽しんでいました。サルはあちこちの自然界、あるいは動物園内でも、いろいろな場面で集団生活を過ごしており、ルールを守っています。

もちろん我が道を行く個人のサルもいます。ただだれも気分の落ち込んでいそうなサルはいません。それぞれに集団生活を快適に過ごしているのが印象的でした。そのようなサルを観察することで、自分の気分の落ち込みが、ある程度解消するのではないか、と思います。

広告の後にも続きます

つい先日のテレビでは、ペンギンの社会生活が放映されていました。サルと同様に、ペンギンの世界でも周囲との複雑な人間関係(ペンギン関係)があるそうですね。特に北海道ではサル山の代わりにペンギン館が数多くあります。最近では本州でも増えてきたようです。ペンギンの世界での関係を、ぜひ近いうちに観察に行ってみたいものです。

ただ気分の落ち込みが重度となり、社会的な適用ができない場合や、そのような状態が長続きする場合には問題となります。うつ病と診断されて、治療の対象になるケースが増えています。大学側もあれこれとその対策に追われています。

保健管理センターの職員は、以前は怪我などを対象とした整形外科領域が主体でしたが、最近は精神的な管理を対象とした、精神・神経科領域のニーズが増大しています。種々の精神的なケアが試みられています。

【前回の記事を読む】医学部生必見!英語力が切り開くグローバルな未来

【イチオシ連載】【絵本】生まれたばかりの子犬に向けられた言葉「2匹か、少ないな」

【注目記事】妊娠を報告した後、逃げるように家を出てしまった彼。意を決して連絡してみると…

  • 1
  • 2
 
   

ランキング

ジャンル