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長寿企業を目指す社長「システム会社を買収したい」 専務「却下です。我々はコンサル会社なんですよ」…【社内対立を乗り越えられない組織】を変革成功に導く“6つの質問”

幻冬舎ゴールドオンライン

「こんなに頑張っているのに、なぜ組織は変われないのだろうか?」生き残るために組織変革の必要性が高まるなか、こうした事態に直面する企業が絶えません。240社・15,000人以上の成長支援を行った筆者らは、変われない理由の一つに「対立」を力に変えられていないことを挙げています。西田徹氏・山碕学氏による共著『組織が変われない3つの理由』(松村憲氏監修、日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、本稿では、「対立」を力に変えるための具体的施策を紹介します。

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「組織内の『対立』は避けるべき」←YESかNOか?日本中の〈頑張っているのに変われない企業〉が疑うべき“旧常識”

個人間の対立を力に変える「対人葛藤解決コーチング」

本稿でご紹介するのは「対人葛藤解決コーチング」です(図表)。

この手法では、シンプルな6つの質問が持つ言葉のパワーにより「エンプティ・チェア」*で起きたことと類似の結果を引き起こしていきます(*個人間の対立を扱う施策の1つ。フリッツ・パールズが編み出したゲシュタルト療法にルーツを持つ)。

【図表】対人葛藤解決コーチング 出所:西田徹・山碕学共著、松村憲監修『組織が変われない3つの理由』(日本能率協会マネジメントセンター)

この手法も、個人として「対立」している当事者二名のうち、一名に対して行っていきます。

【ステップ1】6つの質問を投げかける

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あるコンサルティング会社の社長(Aさん)と専務(Bさん)が対立しているというケースを例に考えていきます(タテの対立が起きている状態です)。

ここでは、専務(Bさん)に対して以下の6つの質問を投げかけます。

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<6つの質問>

①行動:何が起きましたか?

②結果:どんなインパクトがあったのでしょうか?

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