top_line

足し算+パズルで脳を鍛える!
「2048」はここからプレイ

減塩しても血圧は下がらない?医師が教える「高血圧の改善」に効果的な食べ物

クックパッドニュース

“減塩”にアプローチしすぎるのは危険!?


食塩に含まれているナトリウムはミネラルの一種で、体液のバランスや筋肉の機能、そして神経伝達の上でも非常に重要で欠かすことができない物質です。

1999年に発表された研究では、減塩することで血圧が下がったというデータが出ているのですが、実は食塩だけではなく、糖分や加工食品の摂取も控えることによって血圧が下がっていたのです。

そのため、ナトリウムを下げたことで血圧が下がったと必ずしもいえるデータではないのですが、食塩の摂取を控えると血圧が下がるという風に解釈されてしまっています。

血圧が高い人には「塩分を控えましょう」という話ばかりをしますが、実際のところ、減塩をしても不健康な食品を摂っていたら、なかなか血圧は下がらない。だから、減塩にアプローチをしすぎると、間違いを起こしてしまうこともあるのです。

“ナトリウム不足”はさまざまなトラブルを引き起こす


そもそも血圧を下げたほうがいい理由は脳卒中や心疾患を予防するためなので、塩分制限をしてもそこが予防できなかったら意味がありません。

広告の後にも続きます

2016年の研究データでは、ナトリウム(塩)を制限しても心不全の死亡のリスクは下がらなかったという結果が出ています。逆に、実はナトリウム制限により心不全や死亡のリスクが上がったというデータが出ています。

1日1時間くらい運動をする人は、小さじ半分くらいの塩分が汗で出てしまいます。1日の塩分摂取量は「小さじ1.5杯(4g)程度に抑えましょう」と言われていますが、運動をする人がそんなことをしたら、簡単にナトリウム不足になってしまいます。

ナトリウム不足になると、運動能力が下がり、睡眠トラブルが起こり、熱射病や心臓トラブルも起こりやすくなります。塩分の摂取量は普段の活動量も考慮しなければいけないので、一概に減塩すればいいわけではないのです。

塩分不足は“食べ過ぎ”を起こす原因に…!?


さらに、塩分不足になると、脳の報酬系という部分が活性化されて、たくさんの刺激をほしがってしまう。砂糖や加工食品などの中毒物質をより求めてしまうので、食べ過ぎを起こしてしまうこともあります。

ナトリウムの濃度は、レニンやアルドステロン、ノルアドレナリンといったストレスホルモンにも影響を与えるので、ストレス反応によって血圧が上がったり、糖尿の原因になったり、腎臓にトラブルを抱えたりなんてことも起こり得るのです。

「カリウム」の摂取量を増やすことが大事


実はナトリウムではなくカリウム濃度が心臓血管系のトラブルに関与しているという報告が2018年にされています。カリウムの摂取量が増加すると心臓血管疾患は起こりにくくなるということがわかりました。

  • 1
  • 2
 
   

ランキング

ジャンル