ふむ、餃子のサイズはちょっぴり味の素が大きいといったところだろうか。そして食べてみたら……全然違う!
それぞれに特徴があって面白い。味の素は以前にレポートしたように分かりやすい肉汁系の餃子でパンチ力がハンパない。
一方、ウエルシアは優しめな味だ。肉汁も出ることは出るのだが、わざとらしさがない。それよりもニンニク、ニラなど具材の味がしっかりしていて、野菜の食感、さらには甘みも感じられたのが印象に残った。
また、和風調味料に使っている国産あごだしの影響だろうか、口の中に残る最後の余韻はなかなかいいものがあった。これはかなり考えて作られたのではないだろうか。
同じ鹿児島県産の黒豚を使いながら方向性は違う。それでいながら、いずれも多くの人が美味しいなぁと思うであろうゾーンに入れられていた。何もつけずに美味しいのも推せるし、ラーメンや炒飯と一緒に食べたらバランスがいいのではないだろうか。ただ……
・ネックあり
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消費者目線で正直な感想を述べておくと、429円という値段はやはり強気。お店によるが、他の冷凍餃子が200〜300円くらいで売られているのを考えたら大手を手に取る人も少なくないだろう。ましてや水も油もいらない便利タイプがほとんどだし。
もっといえば、大体どこにでも置かれている味の素の餃子(赤パケのやつ)は個人的な体感だと220〜250円くらい。倍くらいの価格差は人によって食べる前から「う〜ん」となってしまうかもしれない。
とはいえ、ウエルシアは一発目で健闘しているのは確か。初手とは思えないくらいクオリティーが高いものをぶっこんできたのは間違いない。気に入る人はいるだろうから興味があればぜひ試してみてほしい。
参考リンク:ウエルシア「黒豚をちゃんと感じる幸せの肉餃子」、PR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.