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『アンチヒーロー』ラスト10分の“どんでん返し”に賛否 殺人犯が無罪になる結末に「胸が痛くなった」「今期一番のドラマ」

週刊実話WEB

長谷川博己 (C)週刊実話Web 

長谷川博己が主演を務めるTBS日曜劇場『アンチヒーロー』第2話が4月21日に放送されたが、まさかの胸クソ展開が物議をかもしている。

被告が殺人犯でも無罪に持ち込もうとする弁護士・明墨正樹(長谷川)を通じて、社会に「正義とは何か?」を問うリーガルドラマ。

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第2話では、ある工場内で発生した工場長殺害事件の結末が描かれた。明墨は、担当する被告人・緋山(岩田剛典)に有利な証拠を提示し、無罪を勝ち取り、このまま一件落着…。かと思いきや、放送ラスト10分で〝どんでん返し〟が起きる。

後日、明墨の部下・赤嶺(北村匠海)は、緋山が事件当日に着用していたと思われる血のついたジャンパーを廃棄する姿を目撃。やはり緋山が犯人だったと確信し、明墨に「いくら依頼人とはいえ、そこまでして無罪にする必要があるんでしょうか。先生の正義がどこにあるのか、僕にはわかりません」と詰め寄る。

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しかし、明墨からは「正義とは何なんだろうね」と答えをはぐらかされてしまうのだった。

「被害者家族目線で見たら…」「面白かった!」

「被告を救うヒーローではなく、あくまで己の利益(=勝訴)のために動く明墨は、まさにアンチヒーロー。第1話では明墨の手段を選ばない性格がウケていましたが、第2話にて殺人犯を無罪にするという結末を迎えた。ドラマの物語が〝正義とは何か〟を問う趣旨とはわかっていても、後味が悪すぎて、視聴者は手放しに『面白い!』と言えない状況のようです」(ドラマライター)

この展開に《被害者家族目線で見たら、たまらないだろうと思った》《殺人犯が野放しになるドラマってどうなん?》《「ですよね~」と思いつつ、何とも言えない後味の悪さで胸が痛くなった》などと、悲痛な思いを訴える声が続出している。

「松本潤主演の『99.9-刑事専門弁護士』(TBS系)をはじめとするリーガルドラマは、弁護士が自身の正義感に基づいて行動し、被告の気持ちに寄り添った上、えん罪を主張するというのが常だった。しかし、今回の明墨は、被告が有罪でもえん罪でもどちらでもいい、ただ裁判で勝利することに重点を置いています」(同・ライター)

こうした非人権派な弁護士キャラは、視聴者からの戸惑いも大きい一方で、《胸クソ悪い終わり方! けど面白かった!》《主人公の圧倒的なキャラクター性だけで、次も観たいと思わせる》《世の中、冤罪もあるけど、裏を返せば、犯罪者を無罪にもできる。私的に今期一番のドラマ》など、好評を博しているのも事実だ。

「アンチヒーロー」というタイトルは、これまで華々しく活躍してきた弁護士(ヒーロー)ドラマの定石を破る、といった意味でのアンチも含まれているのかもしれない。

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