鐙の踏み具合を意識していますか?
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大切なのは踏むタイミング。感覚でつかめるようにしましょう。例えば、馬の反動で体が下から突き上げられるタイミングで鐙を強く踏んだらどうでしょうか。このタイミングで鐙を踏みこんでしまうと、体が鞍の上ではねてしまい、鐙も踏みにくくなってしまいますよね。鐙を踏むタイミングは内側の前肢が着地するタイミング。速歩なら座ったタイミング、駈歩なら「タカターン」の「ターン」の部分です。しかし、馬の1完歩のリズムを乗り手が感じられなくてはなりません。レッスンで意識してみてくださいね。
乗馬で鐙を上手に踏む人と踏めない人のわずかな違いとは ~鐙を踏むスピードの違い~│馬uma サポート (wagian.work)
鐙を使うときの注意点
鐙の長さとバランス
鐙の長さについては、左右均等に力が入る長さに毎回、調整しましょう。基本的には脚をだらんと脱力した状態で下に伸ばしたときに、くるぶしのあたりに鐙の踏む位置がくるのがいいとされています。しかし、人によってちょうどいいバランスの取れる位置が違うと思います。馬場なのか、障害なのか、競技などによっても多少変わる可能性も。
また、乗り手が多少の違和感を感じながらも鐙の長さを変えずに騎乗していた場合、馬にはさらに強い違和感があるため、負担になってしまいます。準備運動の段階で鐙の長さに違和感があったら、長さを調整しましょう。また、騎乗するのも、下馬するのも、馬の左側からであるため、左側の鐙革が伸びやすくなることにも注意が必要です。特に自分の鞍を所有している方には、左と右の鐙革をコンスタントに入れ替えることをおすすめします。
鐙の選び方
鐙を踏んでいるときの感覚は素材が金属なのか、プラスチックなのかによってもかなり変わってきますよね。自分の鞍を持っている方は、自分好みの素材を使用した鐙を用意するといいかもしれません。最近では滑り止めがついているものもあります。また、セーフティー鐙と呼ばれる落馬したときに足が鐙から抜けやすい設計になった安全性の高いものも。いざという時のために、こういった鐙を使用するのもいいかもしれません。
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いかがでしたか。今回は鐙の踏む位置や踏み方、注意点などをご紹介しました。もしかしたら、「踏む」という言葉遣いが乗り手に勘違いをさせている可能性があるのではないかと、執筆していて感じました。鐙は「足を軽く置く感覚で踏む」ことを意識しましょう。