top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

【ガチ検証】「寝酒は睡眠に悪影響を及ぼす」は本当なのか? 脳波から測定する睡眠検査キットを使って比較した結果…

ロケットニュース24

おやすみなさい。

そして2日目は、寝酒の状態で測定する。私の場合、適正のアルコール量では寝られないので、いつ寝落ちしてもおかしくない量を用意した。

酔ってから電極を貼り付けたりできる自信が無かったため、すでに装着した状態で飲み始める。

予定通り、寝落ち寸前まで飲んで……

無事にベッドで寝落ち。

・驚くべき結果

広告の後にも続きます

それでは、結果発表をしていこう。この睡眠検査キットは測定後にデバイスを充電して、しばらくすると登録したメールアドレスに測定結果が送られてくる。

その結果を元に、通常時と寝酒時を比較してみよう。計測結果は詳細に出るが、ここではポイントだけ比較していく。まずは「睡眠スコア」という、標準的と言われている数字で比較すると……

通常時が「80」、寝酒時が「39」と約2倍の差がついている。スコアがどういう根拠でついているかは分かりかねるが、点数としてこれだけの差が開いているため、寝酒が身体に良くないことは容易に想像できる。

もう1つ「リカバリースコア」という、株式会社S’UIMIN独自の脳波測定から算出する評価を見てみると……

1000点満点中、通常時が「680」で寝酒時が「252」……今度は倍以上の差がついた。

特に寝酒は「睡眠が浅くなる」と言われているらしいが、通常時で「6時間40分」に対して、寝酒時は「4時間14分」と2時間半近く差ができてしまっている。

さらに、グラフに目を向けると……

見にくいかもしれないが、注目すべきは「深いノンレム睡眠」の回数だ。「ノンレム睡眠」そのものについては、私は専門家ではないので細かい説明ができないが、良い質の睡眠の過程で必要なサイクルだということは記憶している。

その「深いノンレム睡眠」に通常時では55分入っているが、寝酒時はそのゾーンに1度も到達していなかった……。

── 以上の計測結果から、世間で言われている「寝酒は睡眠に悪影響を及ぼす」という説は、ほぼ間違いないのでは? ということが理解できた。

私自身10年以上、寝酒が当たり前な生活を送っていたが、現実を叩きつけられたことで今後の生活習慣を改めねば……と心底思った次第だ。

この検証結果が、寝酒を止めようと考えている同じ境遇の方たちへの参考になれば幸いである。

参考リンク:株式会社S’UIMIN 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.

  • 1
  • 2
 
   

ランキング

ジャンル