世の中にラーメンほど葛藤に満ちた食べ物があるだろうか。
あんなに美味しいのに、その正体は脂質と糖質そして塩分の塊。世は一億総ダイエット社会、「ラーメンを食べる」という至福には常に罪悪感がついてまわるのである。
でももし、そんな葛藤を解決できるメニューが存在するとしたら。美味しいラーメンを、それでいて罪悪感なくいただけるとしたら……?
問題のメニューを提供しているのは、ラーメン店「AFURI」。恵比寿や麻布十番なんかに店を構える、ちょっとオシャレなイメージのある淡麗系ラーメン店であるが……この店、プラス180円で全メニューの麺を「こんにゃく麺」に変更できるのである。
麺を何かで代用するオプションは他のラーメン店にも存在するが、淡麗系って珍しくないだろうか?
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「立川マシマシ」の「麺なし」や「蒙古タンメン中本」の「こんにゃく麺」など、多くは具材やスープのパワープレイで満足感を上げている印象。
そこへきて、淡麗スープのAFURIはどんな戦い方をしてくれるのか……。
・突撃
これはもう食べてみるっきゃないということで、AFURI 南町田グランベリーパーク店へ。ご多分に漏れずスタイリッシュな店構えである。
店内の券売機で、まずは食券を購入。「おすすめ!」の表示に従い、代表メニューだと思われる「柚子塩らーめん」。
で、今回のポイントはここだ。プラス180円の「こんにゃく麺」に変更。
そのほかもなんやかんや選択できたが、麺のほかは全て「おすすめ!」を選んで注文。しめて1470円だった。