top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

人類みな麺類 × ラファエルの新店「世紀末の小麦祭り 新宿」に行って、ラーメンよりもビックリしたこと

ロケットニュース24

どうも隣のお客さんもスペシャルトッピングを注文していたらしく、「これスペシャルですか?」と尋ねている。私も続いて同じ質問をしたら、別皿で出てきた。これだね、ゴロゴロチャーシューってのは。

自分でチャーシューをトッピングして完成。うん、これなら納得だ。迫力が2倍くらい増したかな。

まずはスープ。富山ブラックを思わせる濃い色だ。醤油辛いのでは? と思ったが、塩辛さはほぼない。魚介の出汁の旨味がギュッと濃縮されていて、それでいてキレがある。

口に入れると溶けるような柔らかさのレアチャーシューを、スープに浸して食べると美味。

麺は中太で表面はつるりとしていて弾けるような歯ざわりだ。ラーメンを食べているのに、なんとなくソース焼きそばを食べているような錯覚に陥る。

広告の後にも続きます

麺とスープが一体になって口に飛び込んでくる、その感触がまさしく焼きそばのよう。麺にスープがよくまとわりつく。

普段ならここで食べ終わるところなのだが、もう少し食べたい。ってことで「替え玉」(税込150円)を頼んでみた。

……ところが、これがなかなか出て来ない。店内の状況は忙しそうではないけど。小さなお店なので厨房の雰囲気から、準備してもらっているかどうかわかってしまう。忘れられているような~……。

替え玉やめとけばよかったかな、なんて考えいたところで出てきたよ。よかった、忘れられていなかった。

スープは少し冷めかけていたけど、アツアツの替え玉を投入したら再び熱気がよみがえった。

同じスープに麺を加えただけなのに、さっきより美味い気がするぞ。チャーシューやスペシャルトッピングの旨味も加わって、先ほどよりも少し味が複雑になったのではないだろうか。

・まさか社長自ら

さて、とても満足したところで帰ろうとしたんだけど、お店の人がいない……。2人のスタッフが各々作業でカウンターからいなくなってしまった。まだ移転後間もないので、バタバタしてしまっているみたい。先ほどの替え玉の時もそうだけど、連携が取れていないのかな~。

それでも全然悪い気はしなかった。というのは、2人のスタッフのうちの1人が、人類みな麺類を運営する「UNCHI株式会社」の松村社長だったからだ。

社長自ら厨房に立ってる! しかも東京まで来て、こんな狭い店で若いスタッフと2人で切り盛りしているなんて。そんなことしなくても十分やって行けるだろうに、社長が現場に出るなんて。社長の接客がとても丁寧で、多少の不手際があっても全然気にならないレベルでリカバーしてくれていたのだ。

私(佐藤)は妙に納得してしまった。関西で絶大な支持を誇ることも。一風堂のような大手とコラボできることも。今回のラファエルさんとのコラボのことも。社長が現場目線に立って、堅実な商売をしているからこそ大きな企画を打っていけるのだろう。

とにかく、ここのラーメンは独創的で味がよく、繰り返し食べたいと思わされた1杯だ。はたして今後、東京でもお店は増えていくのか? 気になるところである。

・今回訪問した店舗の情報

店名 世紀末の小麦祭り 新宿店
住所 東京都新宿区歌舞伎町2丁目11-7 1F
時間 8:00~14:00
定休日 月曜(祝の場合、翌火曜)

参考リンク:世紀末の小麦祭り新宿(instagram
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

  • 1
  • 2
 
   

ランキング

ジャンル