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村上春樹の小説をアニメ映画化した「めくらやなぎと眠る女」、予告編公開

キネマ旬報WEB

 

音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデスが、村上春樹の6つの短編小説『かえるくん、東京を救う』『バースデイ・ガール』『かいつぶり』『ねじまき鳥と火曜日の女たち』『UFOが釧路に降りる』『めくらやなぎと、眠る女』を翻案して制作した長編アニメーション映画「めくらやなぎと眠る女」が、7月26日(金)よりユーロスペースほかで全国公開。ビジュアルと予告編、アメリカ文学研究者で翻訳家の柴田元幸氏のコメントが到着した。

 

 

「言葉にならないほど繊細で、想像を超えるほど奥深い感情を掻き立てる小説」をもとに、「ミステリアスなものが絶え間なく問いを生み出すような雰囲気」をまとわせて制作したというフォルデス監督。アニメーションには、俳優の動きを撮影して取り込むオリジナル技法を採用した。

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このたび公開されたビジュアルには、“かえるくん”をはじめとする登場キャラがずらり。かえるくんに寄り添う猫の“ワタナベノボル”にも注目だ。

 

 

「平凡な日常世界において、現実と内面の両方で起きた劇的な出来事によってその世界が揺るがされるちょっとマジカルな物語を、独自の方法で語りたかったのだ。マジックリアリズム的世界観でこの精神生活を見せるには、アニメーションは完全な手法だと感じている。なぜならすべてを一から作り直す必要があり、それが現実とのずれを生みだすからだ。このずらしと転移の必要性が私の監督としてのアプローチには不可欠なのだ」と語るフォルデス監督。独創的な映画世界に注目したい。

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