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「ドイツでは知らぬ者がいない」“ギャングスタ・ラッパー”「Xatar(カター)」とは?ドイツの HIPHOP シーンが熱すぎる……!ファティ・アキン監督最新作『RHEINGOLD ラインゴールド』

cinefil

【Schwesta Ewa】
ポーランド出身。家族でアメリカを目指したが、ドイツで足止めを食らい、そのまま売春婦になる。カターと出会い、メジャーデビューを果たす。1st アルバムのタイトルである「Kurwa」はポーランド語で“ 売 春 婦 ” を 意 味 す る 。 2021 年 に は エ ヴ ァ の 人 生 に つ い て の ド キ ュ メ ン タ リ ー 番 組「Rapper.Convict.Mother.」が放送されている。
▼Schwesta Ewa 公式 YouTube チャンネル
www.youtube.com/@schwestaewa4750

【SSIO】
アフガニスタン系ドイツ人。両親がアフガニスタンからの移民で自身はボン生まれ。Kanakonda 名義で活動していたが、ペルシャ語で“黒”を意味する SSIO に改名し、「Alles oder NixRecords」から 2nd アルバム「0,9」を発売、その中の 6 曲がシングルチャートにもランクインしている。
▼SSIO 公式 YouTube チャンネル
www.youtube.com/@ssio3413

今回、『RHEINGOLD ラインゴールド』の本編から、シスター・エヴァとカナコンダ時代の SSIO のラップシーンを解禁!『RHEINGOLD ラインゴールド』の音楽へのこだわりが感じられる、どちらも重要なシーンだ。

フロアは最高潮!大人気ラッパー!「SSIO」との奇跡の出会い

ひとつめは SSIO。カターが訪れたクラブで大歓声の中登場するのは、「カナコンダ」として名を馳せていたラッパー・SSIO。演じているのは「Alles oder Nix Records」に所属していた若手ラッパーEno だ。黒いタンクトップのガタイが良い男が披露しているのは「Uwaaee」という、SSIO が Kanakonda を名乗っていた 2006 年にリリースした曲。周りの観客が「ウーウェー!!」と盛り上がる中、カターはステージに釘付け。盛り上がる聴衆、ライムに聞き入る客たち。「女のケツにかじりつけ 金で尻の財布がふくれる」…刺激的なリリックに我を忘れるカター。「あれ 誰だ?」「どこかのガイジンらしい」友人で R&B のシンガーとしてカターのレーベルに所属しているサミーに問いかける。ここから「Alles oder Nix Records」の歴史が始まったのである。

©2022 bombero international GmbH & Co. KG/Palosanto Films Srl/Rai Cinema S.p.A/Lemming Film/corazón international GmbH & Co. KG/Warner Bros.Entertainment GmbH Photo©2022 Bombero Int.-Warner Bros. Ent.-Gordon Timpen

元売春婦「Schwesta Eva」にしかできないエロいラップ!

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ふたつめは Schwesta Eva 。怪しげな赤い照明に包まれた売春宿の廊下で誘う娼婦たちには目もくれず歩くカターが一番奥のドア前にいたシスター・エヴァの前で立ち止まる。「娼婦はエロくて極上 あんたは欲情 バディはナイス まるでアイス」カーテンが閉め切られた個室でライムを披露するシスター・エヴァ。それを聴いたカターは「ヤバい」と一言。ここから、エヴァの保証金を稼ぐため、金が必要になっていく……。

映画『RHEINGOLD ラインゴールド』本編映像

規格外に破天荒な男の実話。こんなサクセスストーリー、観たことない!

クルド系音楽家のもとに生まれたジワは、亡命したパリで音楽の英才教育を受け、ドイツのボンに移り住むが、両親は離婚、底辺生活に。ストリートで勝つためにボクシングを覚えたジワはカター(Xatar:危険なヤツ)となり、金塊強盗をして投獄される。しかし、刑務所でレコーディングした曲がヒット、文字通り“ギャングスタ・ラッパー”になり、音楽プロデューサーとしても成功してゆく。亡命、両親の離婚、貧困にあえぎながら、犯罪もいとわず自身の力で成り上がり、2枚のアルバムがチャート 1 位を獲得、手掛けたレーベルでもヒットを飛ばす。ドイツに実在するラッパー、音楽プロデューサー、実業家でもあるカターの自伝に基づく、驚愕のスクリューボール・サクセスストーリー。
監督は『女は二度決断する』でゴールデングローブ賞外国語映画賞を獲得したほか、世界的に高い評価を受けるファティ・アキン。本国ドイツでは DC映画『ブラック・アダム』を抑え、約 1000 万ドルの興行成績を上げた、アキン監督作品史上最大のヒット作がついに日本上陸!

監督・脚本:ファティ・アキン
出演:エミリオ・ザクラヤ、カルド・ラザーディ、モナ・ピルザダ、アルマン・カシャニ、フセイン・トップ、ソゴル・ファガーニ

撮影:ライナー・クラウスマン 編集:アンドリュー・バード 美術:ティム・パネン
音楽:ジワ・ハジャビ aka Xatar オリジナル管弦楽曲:エグバル・ハジャビ ミュージックスーパーバイザー:ピア・ホフマン 監修:マエストロ セリフ監修:Xatar

140 分/1.85:1/2022/ドイツ語、クルド語、トルコ語、オランダ語、英語、アラビア語/ドイツ・オランダ・モロッコ・メキシコ 日本語字幕:吉川美奈子 配給:ビターズ・エンド
公式 X:@FatihAkin_movie

©2022 bombero international GmbH & Co. KG/Palosanto Films Srl/Rai Cinema S.p.A/Lemming Film/corazón international GmbH & Co. KG/Warner Bros.Entertainment GmbH Photo©2022 Bombero Int.-Warner Bros. Ent.-Gordon Timpen

3/29(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー!

http://www.bitters.co.jp/rheingold

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