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ブランドン・クローネンバーグ「インフィニティ・プール」、衝撃の死刑シーン映像と著名人コメントが到着

キネマ旬報WEB

 

裕福な夫婦が訪れたリゾート地のリ・トルカ島。そこには、観光客はどんな犯罪を犯しても、大金を払って自身のクローンを作れば、それを身代わりで処刑することで罪を免れられるというおぞましいルールが存在していた──。「アンチヴァイラル」「ポゼッサー」の鬼才ブランドン・クローネンバーグ監督が、「ターザン:REBORN」のアレクサンダー・スカルスガルドと「Pearl パール」のミア・ゴスの共演で放つスリラー「インフィニティ・プール」が、4月5日(金)より新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開。主人公が死刑を執行される“自身”を見守るシーンの映像、ならびに著名人のコメントが到着した。

 

 

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〈コメント〉

自分のクローンが処刑されるのを見せられるなんて。ああ、恐ろしい!しかし待てよ?・・処刑されたのは本当にクローンの方か?・・どちらにせよ恐ろしい。
──伊藤潤二(漫画家)

禁忌は厄介なことにすべて魅惑的なのだ。しかし禁忌はやはり踏み込んではならぬ。
この映画でそれを知り、魅惑に浸るだけにしてほしい。
──岩井志麻子(作家)

危ない目に遭いまくったり、自らその危険に身を投じたりする際に“命がいくつあっても足りない”と言いますが、足りないならば足せばいいという発想の転換。ただし足せば足すほど個々の命は軽くなる。そのあたりは監督のお父様が撮られた『クラッシュ』のアンサーだったりするのかな。
──大島依提亜(デザイナー)

オーマイガー!
休暇中の旅行者を地元民が襲う〝辺境の地ホラー〟と思いきや…そうきたか!
中盤で現れるまさかのSF要素とミア・ゴスのミア・ゴスっぷりを極めた演技に、もうワクワクが止まらない!人間の醜さと狂気を炙り出し、自他の境界線を溶かす〝インフィニティ・プール〟は、血で真っ赤に染まっている!
──こがけん(芸人)

ブランドンは、ジャンル映画の“淵”を破壊し、映画の“インフィニティ・プール”を現出させた。冒頭からラストまで、全く予想がつかない。コークスクリュー・コースターで、嘔吐と依存を繰り返しているようだ。リアルと夢の狭間を往復する酩酊感。何処までも生臭いアナログ感。喪失後に繰り返される、産まれ堕ちる恍惚感。犯罪を犯し、良心を侵し、リプレイする罪悪感。まさに底なし沼から抜け出せないビデオゲームの危うさにも似ている。これは、体と脳の“淵”を取り払った“インフィニティ・ホラー”だ。ブランドンの才能は、“インフィニティ”(無限)だった。
──小島秀夫(ゲームクリエイター)

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