top_line

あなたの語彙力が試される!
無料ゲーム「ワードパズル」で遊ぼう

【主演】佐津川愛美【キャラクターデザイン】押見修造【監督】 内藤瑛亮によるホーム・パラサイト・ホラー『毒娘』-先行上映会イベントレポート

cinefil

『ミスミソウ』『許された子どもたち』の内藤瑛亮監督の最新作『毒娘』(どくむすめ)が4月5日(金)より、新宿バルト9他にて劇場公開される運びとなりました。主演を務めるのは、佐津川愛美。「惡の華」「血の轍」で知られる漫画家・押見修造がキャラクターデザインを担当。

本作は、2011年にインターネットの匿名掲示板で話題となった、ある新婚家族を襲った実際の出来事をモチーフとしたオリジナル脚本のホーム・パラサイト・ホラー。
十代の女の子と新しく家族となる継母の関係を軸に、謎の少女「ちーちゃん」と家族の壮絶の争いを描いた作品で、現在(2024年3月21日時点)「ヤングマガジン」(講談社)で、本作の前日譚となる押見修造の「ちーちゃん」が連載されており話題を集めています。

『毒娘』|本予告

この度、4月5日の劇場公開を前に、3月21日(木)にトークイベント付先行上映会が開催され、を実施する運びとなりました。

■日時:3月21日(木)  19:20~19:50(30分間)
■会場:新宿バルト9 スクリーン3(新宿区新宿3丁目1−26 三丁目イーストビル9F)
■登壇者(敬称略):佐津川愛美、押見修造、内藤瑛亮監督(計3名)

<以下、イベントレポート>

広告の後にも続きます

映画上映後、一足早くご覧にお客さんにゲストとして登壇した佐津川愛美、押見修造、内藤瑛亮監督がそれぞれお礼の挨拶をした後、内藤組の現場について佐津川は「現場は、皆が楽しんでいた、という印象です。スタッフの皆さんとかも、その瞬間、瞬間をすっごく楽しんでいて、私自身もそうでした。」と振り返った。

 原作の映画化はこれまであったが、キャラクターのデザインは今作が初めてだという押見。内藤監督から直接オファーを受けたことについて聞かれると、「内藤監督とは元々知り合いで、私自身、監督のファンだったので、すごく嬉しくて。もう「すぐやります」ってなりました。」と快諾した時の気持ちを語りつつ、具体的なキャラクター作りについては「監督から

イメージの下敷きみたいなのをいただいて、それを元に膨らませていったっていう感じです。それと、内藤監督がアンシンメトリーがいい、とおっしゃっていたので、“ちーちゃん”の髪の毛を半分長くて半分短いとか、服も片方をちぎれているようにしました。」と制作過程について話をした。

内藤監督も押見の発言を受け「当初の台本では、“ボロボロの服”とかざっくりしたことしか書いてなかったんですけど、押見さんと喫茶店でお会いした時にそのイメージを話したら、その場でササっと書いてくださって、それが もうほぼほぼ今の完成に近い形で書かれて感動しました。押見先生は、台本を深いレベルで理解してくれたし、例えば、“ちーちゃん”の衣装に『虫のブローチをつけたら面白いんじゃない』っていう提案も出してくれたりもしました。そして、それを逆に脚本に反映して、虫の死骸を集めてる場面を入れたり、美術でそういうものを作ったりして、そういうキャッチボールをしながら、“ちーちゃん”のキャラクターをより豊かにしていただけたと思います。」と話し、押見に対して絶大なる信頼感を寄せていた。“ちーちゃん”のデザインについて佐津川も「私に届いた映画の企画書には“ちーちゃん”のデザインがすでにあがっていたんですよ。企画書に書いてあることなんて、なかなか無いから驚いたことをよく覚えていますし、役作りをするときに実際の“ちーちゃん”をイメージできたので、とてもありがたかったです。」と当時を振り返った。

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(映画)

ジャンル