top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙

cinefil

展示風景:第2章「引出しのなか 1969-1975」 左から《引出しの家具 vol.2#6》 1970 石橋財団アーティゾン美術館蔵 © Kuramata Design Office、《引出しの家具 vol.2#5》  1970 クラマタデザイン事務所蔵 © Kuramata Design Office、《変形の家具 Side 1》  1970 青島商店エムプラス蔵 © Kuramata Design Office
photo©︎saitomoichi

展示風景:第2章「引出しのなか 1969-1975」 左から《ランプ(オバQ)[大]》 1972 クラマタデザイン事務所蔵 © Kuramata Design Office、《ランプ(オバQ)[小]》 1972 個人蔵 © Kuramata Design Office、《光の椅子》 1969 富山県美術館蔵 © Kuramata Design Office、《光のテーブル》 1969 京都国立近代美術館蔵 © Kuramata Design Office
photo©︎saitomoichi

展示風景:第3章「引力と無重力 1976-1987」 左手前:《硝子の椅子》 1976 京都国立近代美術館蔵 © Kuramata Design Office
photo©︎saitomoichi

展示風景:「倉俣史朗の私空間 書籍とレコード」:多数残されている倉俣の蔵書やレコードの一部が並ぶ
photo©︎saitomoichi

数ある名作の中でも倉俣の代表作と言える《ミス・ブランチ》は1988年に発表されました。テネシー・ウィリアムズによる映画『欲望という名の電車』のヒロインから名前を取った作品です。造花の薔薇をアクリルに閉じ込めた椅子は、東京や海外で展示されて注目を集めました。

広告の後にも続きます

展示風景:《ミス・ブランチ》 1988 富山県美術館蔵 © Kuramata Design Office
photo©︎saitomoichi

展示風景:第4章「かろやかな音色 1988-1991」
photo©︎saitomoichi

展示風景:手前:《アクリルスツール(羽根入り)》 1990 京都国立近代美術館蔵 © Kuramata Design Office
photo©︎saitomoichi

展示風景:左:《カビネ・ド・キュリオジテ》 1989、右:《アクリルサイドテーブル #2》 1989 いずれも株式会社イシマル蔵 © Kuramata Design Office
photo©︎saitomoichi

倉俣は、1980年ごろから夢日記を記していました。展示最後の「エピローグ」では、これまであまり公開されることのなかった、倉俣自身が思い浮かべた言葉の断片やユーモラスなデザイン・アイデアを記したノートやスケッチブックが並び、倉俣のイマジネーションを垣間見ることができます。

展示風景:「エピローグ 未現像の風景」:倉俣によるスケッチや夢日記が並ぶ
photo©︎saitomoichi

展示風景:美術館入口ホールに置かれた《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》は座ることができる
photo©︎saitomoichi

倉俣史朗は、世界的に高い評価を受けていたキャリア絶頂期の56歳に、心不全のために亡くなりました。最も新しい作品でも制作されてから30年以上経っていますが、全く古さを感じません。今なお、素材の扱いや造形力は最先端に思えます。
ものを作る立場の人だけでなく、デザインを享受する一般の人達もその魅力を楽しめる、必見の展覧会です。

概要

会場:世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1-2)
会期:開催中〜2024年1月28日(日)
開館時間:10:00〜18:00(最終入場時間 17:30)
休館日:毎週月曜日および年末年始(2023年12月29日(金)~2024年1月3日(水))※ただし2024年1月8日(月・祝)は開館。1月9日(火)は休館
観覧料:一般1,200円、65歳以上1,000円、大高生800円、中小生500円
美術館公式サイト:https://www.setagayaartmuseum.or.jp/

「倉俣史朗のデザイン」展は、下記の通り巡回します。
富山県美術館 2024年2月17日〜4月7日
京都国立近代美術館 2024年6月11日〜8月18日

シネフィルチケットプレゼント

下記の必要事項、をご記入の上、「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」シネフィルチケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上5組10名様に招待券をお送り致します。この招待券は、非売品です。
転売業者などに転売されませんようによろしくお願い致します。
☆応募先メールアドレス miramiru.next@gmail.com
★応募締め切りは2024年1月12日 金曜日 24:00
記載内容
☆.・。☆.・。☆.・。☆.・。☆.・。☆.・。☆.・。☆.・。☆.・。☆.・。☆.・。☆.・
1、氏名 
2、年齢
3、当選プレゼント送り先住所(応募者の郵便番号、電話番号、建物名、部屋番号も明記)
4、ご連絡先メールアドレス
5、記事を読んでみたい映画監督、俳優名、アーティスト名
6、読んでみたい執筆者
7、連載で、面白いと思われるもの、通読されているものの、筆者名か連載タイトルを、
ご記入下さい(複数回答可)
8、よくご利用になるWEBマガジン、WEBサイト、アプリを教えて下さい。
9、シネフィルのこの記事または別の記事でもSNSでのシェアまたはリツイートをお願い致します。

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(映画)

ジャンル