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大谷翔平と同じメソッドで目標達成!「マンダラチャート」の実践方法を詳しく解説

パラサポWEB

メジャーリーグで日本人初のホームラン王になるという、前人未踏の偉業を成し遂げた大谷翔平選手。その大谷選手が高校時代に活用していたという目標達成シートが「マンダラチャート」。前編ではその理論と効果を解説したが、後編では目標達成だけでなく、問題や課題の解決などにも役立つマンダラチャートの具体的な書き方、使い方を、一般社団法人マンダラチャート協会代表理事の松村剛志氏ご協力のもとご紹介する。

マンダラチャートとは?

マンダラチャートとは、仏教の中でも密教の世界観を表した仏画「曼荼羅(マンダラ)」からヒントを得た図を利用したフレームワークのこと。大きくわけて「A型チャート」と「B型チャート」の2種類ある。A型は3×3の9マスからなり、目標やテーマに合わせて9つのマスを自分で埋めていく。これをさらに展開していったものがB型だ。

■A型チャート

A型チャートは3×3の9マスからなるマンダラチャートの基本形。中央の「センターエリア」と、それを囲むAからHまでの8つのマスで構成される。

図1

基本的な書き方は以下の通り。

(1)「センターエリア」に目標や課題などのテーマを書き込む (2)(1)で書いたテーマに沿って8つの項目を立て、それをA~Hのマスのタイトル欄に記入 (3)項目ごとに思いついたことをA~Hのマスに書いていく 図2

たとえば、「1年で100万円貯める」という目標を立てたら、センターエリアにそれを記入。次に100万円貯めるために必要な項目を8つ考えて書く。図2では、「目的」「積立」「節約」「買い物」「やめること」「お金以外の楽しみ方」「家計の見直し」「ストレス解消法」の8つの項目を立てている。

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あとは項目ごとに、より具体的なことを書いていく。たとえば「目的」という項目には「理想の物件に引っ越す」など、何のために100万円を貯めるのか具体的な目的。「節約」の項目には「毎日お弁当を作る」「水筒持参」といった節約術。「やめること」には「毎朝コンビニに寄らない」「衝動買いをしない」など自分の普段の生活を振り返り、1年で100万円を貯めるために、何をしたらいいかを考えながら書いていく。

■B型チャート

大谷選手が高校生の時に書いていた目標達成シートは、この「B型チャート」だ。B型チャートは、A型チャートのマス目をさらに3×3の9つのマス目に分割したような形をしている。

図3

B型チャートは木のような構造をしていることから、9つのマスの真ん中を「トランク(幹)」、周囲のA~Hを「ブランチ(枝)」と呼ぶ。このブランチを周囲の8マスのセンターエリアに配置。さらにそのブランチの周りの8マスが「リーフ(葉)」というわけだ(図3)。

基本的な書き方は以下の通り。

(1)中央のトランクに目標や課題を記入 (2)ブランチにA型チャートと同じ要領で項目を8つ書く (3)ブランチを周囲の8つの項目のセンターエリアに入れる (4)リーフを埋めていく

ちなみに大谷選手は中央の「トランク」に「ドラ1 8球団」と書いていた。つまり「ドラフトでプロ野球8球団から1位指名を受ける」という目標だ。高校3年生の大谷選手は、卒業後すぐにメジャーリーグに挑戦する意向を示していたこともあり、実際のドラフトでは北海道日本ハムファイターズの単独指名となった。しかしその後、アメリカ・メジャーリーグで二刀流として認められ、ホームラン王を獲得するという、「ドラ1 8球団」を上回るかのような偉業を達成した。

このように、大谷選手が目標達成に活用していたことから、マンダラチャートは目標達成のためのツールだと思っている人が多いようだが、問題や課題の解決にも使うことができる。

マンダラチャートの書き方

photo by Shutterstock
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