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挫折の末に大谷翔平の妻になった「バスケ元日本代表」真美子夫人のアスリート人生

アサ芸プラス

 グラウンドでの大活躍と球場外スキャンダルのせいで、ドジャース・大谷翔平は今季リハビリ中であることを失念しがちだ。

 特にシーズン開幕直前、ソウル行きのチャーター機に乗り込む前に、かねてから結婚相手と噂されていた真美子夫人を紹介すると、直後に発覚した元通訳・水原一平容疑者の裏切り…。球場外の野次馬からは「英語がペラペラの女性アナウンサーと結婚していれば…」と心ないヤジも飛んだ。

 だが、大谷が生涯の伴侶として選んだのは、なにかと「有能アピール」してくる女性アナウンサーではなく真美子夫人で、本当によかったと断言できる。真美子夫人のアスリート人生は、意外にも挫折と背中合わせだったからだ。

 元女子バスケットボール日本代表の真美子夫人は、ウインターカップやインターハイの常連校、東京成徳大学高校から早稲田大学に進学した。その早大3年時にはユニバーシアード大会で、日本代表の銀メダル獲得に貢献した。2019年、名門の富士通レッドウェーブに加入。同年のユニバーシアードにも2大会連続で選出されており、ここまでのアスリート人生は順風満帆に見える。全国紙運動部デスクが言う。

「真美子夫人は身長180センチの恵まれた体格と、ボールに食らいつく粘り強いオフェンスに定評がありました。ですが、3ポイントシュートの成功率に課題があり、社会人になってからは美貌と人気が先行する一方で、日本代表に選ばれない苦難の時代に突入しました」

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 東京成徳時代のウィンターカップを見ていたが、注目選手ならではの重圧とマークの厳しさから、自身が得点できない試合では、チームメイトのために泥臭いサポート役に徹する。その臨機応変ぶりと、知性を感じるプレーが持ち味だった。

 学生スポーツの世界では申し分のない名選手ではあるが、プロ野球同様、セミプロの社会人バスケットボールとなると、個人の得点力が重要視される。ボールを支配するためにガツガツいくタイプではなく、優しい性格が災いして、プレーがエレガントすぎた。

 さらに真美子夫人にとって不運だったのは、東京五輪で女子日本代表に銀メダルをもたらしたトム・ホーバス監督(現・男子日本代表監督)の構想と合わなかったことにある。

 ホーバス監督の基本方針は3つ。体格で不利な日本代表には、①粘り強いディフェンス、②3Pシュート、③長身の選手を出し抜くスピード、を要求した。

 東京五輪もスピード重視、3Pシュートで相手に食い下がるプレーは「柔よく剛を制す」そのもので、見ていて痛快だったが、真美子夫人は五輪代表に選ばれず、同年のFIBA3×3 Olympic Qualifying Tournament 2021でも予備選手に回った。

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