写真:PIXTA
2023年7月~9月は日本で過去最高の気温を記録し、暑い夏となりました。気象庁が発表した寒候期予報によると2023年12月~2024年2月の冬季も例年よりも気温が高いと予想されており、暖冬になる可能性が高くなっています。
本来寒いはずの冬が例年よりも暖かくなると、私たちの生活にも大きな影響が現れます。暖冬にどのようなリスクがあるのか知り、事前にできる対策をしましょう。
この記事では、暖冬で起こりうる災害や被害、備えるポイントを解説します。
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今年の冬は暖冬予想。その理由とは
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今年の冬(2023年12月~2024年2月)はなぜ例年よりも気温が高く暖冬になると予想されているのでしょうか?まずは下の画像をご覧ください。
出典:気象庁「季節予報」
特に西日本~東日本にかけて、高い確率で気温が高くなると予想されているのがわかります。暖冬が予想されている理由として、今年の春から発生しているエルニーニョ現象が挙げられます。
エルニーニョ現象は赤道付近の東風が通常よりも弱くなる現象で、日本においてはシベリア付近からの寒気が流れ込みにくくなります。現に過去のデータからもエルニーニョ現象が発生した年は日本で暖冬になりやすいことが知られており、今年の冬にかけてもエルニーニョ現象が続く可能性が高いと予想されています。
暖冬で起こりうる災害や被害
暖冬で起こりやすい災害として大雪と農作物への影響が挙げられます。
大雪
今年はエルニーニョ現象によって寒気の流れ込みが弱いため、気象庁は日本海側を中心に降雪量は少ないと予想しています。しかし、強い寒気が入り込むと大雪になる可能性があるため注意が必要です。