A)海水温が高く台風が発達しやすい
B)台風の速度が遅い
C)日本付近に秋雨前線がある
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答え:B
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秋の台風は偏西風に乗ってやってくる特徴があり、台風の速度は夏台風に比べて速くなります。その移動スピードが台風本体の風の強さに加わり、台風の進行方向に対して右側で、しばしば暴風が吹き荒れるのです。
海水温が高いというのも、秋台風が発達しやすい理由のひとつになります。気温と違い、海水温が一番高くなるのは、実は夏ではなく秋。海水温が高ければ、海水から台風へのぼっていく水蒸気が多くなり、水蒸気を受け取ることで台風はどんどん勢力を強めていきます。その上、もし台風付近に秋雨前線が停滞していれば、台風が接近することで秋雨前線も強化され、激しい雨となります。
このように台風が強まる条件が揃っているため、秋の台風は大きな災害をもたらしやすく、情報収集としっかりとした対策が重要です。
(参考記事)
【気象予報士が解説】秋の台風はここに注意!
〈執筆者プロフィル〉
nagi フリーランスライター