謎という名のトッピングがマシマシ状態。なかなかのストロングスタイルなミステリーだ。
『半沢直樹』(TBS系)などで知られる池井戸潤氏の同名小説が原作で、中村倫也が主演を務めている『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)。先週木曜に第4話まで放送されている。
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筆者は原作小説を未読で結末を知らないため、このドラマを非常に楽しめている。
主人公は、賞を受賞した1作め以降は売れ行きが下降線で、崖っぷちにあるミステリー作家・三馬太郎(中村)。太郎は豊かな自然が広がるのどかな集落「ハヤブサ地区」に移住して地元の消防団に加入する。だが、その田舎町では、連続放火騒動や住民不審死などの怪事件が起きて――というストーリーだ。