E:プレイヤーとしてやめるつもりは全くなくて、まだまだバトルも出ていきたいと思っています。パリ五輪という軸で考えると、審査員としてチームに入っているので、私たちが選手たちにより良い環境を作ったり、全力でサポートをしていきたいと思っています。
パリ五輪以外でも、B-GIRLたちが辞めずに続けていけるような場は作っていきたいなと思っています。10代のB-GIRLは全国的にだいぶ増えた印象ですが、20代が極端に少ないんです。その理由のひとつとして“続けたいけど続けられる環境が整っていない”ということがあると思います。そういう子たちにとって、そっと背中を押すような活動をしていけたらいいなと思っています。
あとは、来年あたりに東京を離れて沖縄に拠点を移すので、地方からどう発信をしていけるのかを考えています。その地をリスペクトをしつつ、私にできることをしていきたいなと思っています。
不安がないと言ったら嘘ですが、少しでも不安要素を潰せるように今は現地に行って準備をしていますし、新生活の楽しみの方が大きいかもしれません。それは一緒にいてくれるパートナーのおかげでもあります。今後は、沖縄からB-GIRLとしての発信や活動をどうしていくのかを注力していきたいと考えています。
—- 次回、後編は今後の人生観を踏まえたひとりの女性としてのERi FeNeSiSにフォーカス。シーンのことやプライベートのこと、様々な視点から素直な想いを綴る。
B-Girl ERi FeNeSiS (Keep It Real, DownzKru, Qween of Qweenz)
16歳でStreet Danceを始め、様々なジャンルをこなし、地元愛知にてShowcase出演等で活動を続けてきた。20歳でAmericaの大学に進学のため単身渡米。 現地のBBOY達に出会い、本場NewYorkでBreakin’を始める。 BreakEasy, KingUprock, KWonを師事、America国内様々な大会で好成績を残す。 26歳で日本に帰国、地元愛知へ戻り、BBOY Crew Keep It Realに出会い・加入。 27歳で活動拠点を関東に移し、今現在も日本国内のみならず世界各国において、Judge・Workshop・Guest Battlerと活躍をしている。 また、日本のTop B-Girl集団Qween of Qweenzにも在籍し、海外からの支持も厚く、様々な国で好成績をおさめている。 2011年、B-girlの世界No.1を決めるB-Girl2on2の大会、We B☆Girlz日本予選で優勝。日本代表としてフランスで行われたWe B☆Girlz International Finalに参戦、優勝。世界No.1に輝く。 続いて同じ年に台湾で行われたBBOY Crewバトルにおいて、Qween of QweenzとしてB-Girlのみで参戦、優勝。史上初のB-girl Crewでの世界大会優勝となった。 2012年、スロバキアで行われたOUTBREAK International 2012 Finalにおいても、B-Girl Soloバトルで優勝。ソロでも世界No.1に輝いた。 2013年、オランダで行われたIBE 2on2 Bgirlバトルにおいても優勝。 以降も毎年数々の世界タイトルを獲得し続けている。 海外だけでなく、国内でもBBOYシーンの第一線で活躍中。 国内最高峰レベルといわれるDance@liveにおいては、Break sideにて2年連続ファイナリスト。 2014、2016年度は、All Style sideで好成績をおさめ、日本人bgirl初All Style sideでファイナリストとなる。 今もなお進化し続け、バトルだけでなく、様々なアーティストとコラボ、ショーケースなども行い、2016年にはストリートダンスの舞台BRING IN’DA FRESHにも出演など活躍の場を広げている。
The post 日本のB-GIRLシーンを牽引し続ける ERi FeNeSiS独占インタビュー<前編> first appeared on FINEPLAY.