高須 寛大、松下 音生主将(誉)
今年のドラフトで、ソフトバンクから1位指名されたイヒネ イツア内野手を輩出した誉(愛知)は、改めてその育成力の高さが注目されているが、新チームにも楽しみな選手がいる。
同校にとっては初の本指名が1位指名となったイヒネ選手の後をつなぐ形で、遊撃手、主将となった松下 音生内野手(2年)はこう語る。
「グラブの捌きや方の強さや柔らかさなど憧れの存在でした」
遊撃手として一緒に守っているうちに、いろいろ学んだという。
今年の4番打者である高須 寛大内野手(2年)は、中学時代は無名で、長打力もあったわけではないようだが、大きく成長し、飛距離は愛知県トップクラスのスラッガーとなった。飛距離アップの要因についてこう語る。
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「毎日やっているフィジカルトレーニングで打球が飛ぶようになりました」
参考にしているのはイヒネと同じ学年で、高校通算48本塁打の左のスラッガー間井 蒼生外野手の打撃だ。
「間井さんからはバッティング練習から全部フルスイングすることを教えてもらいました」
誉はシートノック、打撃練習といった技術練習を除くと、フィジカル練習や動作につなげたトレーニングが多い。フリー打撃のときはゲージに入っていない選手はスイングスピードを測ったり、チューブを使って打撃動作を意識したトレーニングをするなど、質の高い練習を行う意識が見られる。
また、練習時間を短くし、睡眠時間を確保。体を大きくする時期も取り入れ、パワーアップも図っており、ポテンシャルを伸ばす取り組みが備わっている。
こうした環境について、松下主将は参考になると語っている。